From nishimotz @ gmail.com Thu Apr 8 10:09:00 2010 From: nishimotz @ gmail.com (Takuya Nishimoto) Date: Thu, 8 Apr 2010 10:09:00 +0900 Subject: [Galatea-users] =?iso-2022-jp?b?T3Blbi1KVGFsaxskQiRIRXZMTCROGyhC?= =?iso-2022-jp?b?GyRCM2hGMBsoQg==?= In-Reply-To: <7a8ca8f21001131953n48478004r383f0ddb24979126@mail.gmail.com> References: <7a8ca8f21001131953n48478004r383f0ddb24979126@mail.gmail.com> Message-ID: Galatea-users MLのみなさま 西本です。頻繁に発言ができなくて申し訳ありません。 ヒューマンインタフェース学会誌2010年5月号の掲載に向けて、 京都工芸繊維大学の荒木雅弘先生と共著で 「音声対話システムの開発方法論とプラットフォーム」 という記事を執筆したところです(締切を守れなかったのですが)。 誌面の都合もあり Galatea Dialog Studio(Linux版)の簡単な紹介 (すでに sourceforge の wiki に書いた内容の短縮版)のみを、 具体的なツールの説明として挙げています。 これから1ヶ月くらいの間に、sourceforge で公開している ソフトウェアや情報について、未着手の作業に取り組む予定です。 皆様から御提案や御助言いただけることがあればお知らせください。 それから、私個人の情報発信としては、 Windows 環境で GalateaTalk と Julius のソケットインタフェースを Python からアクセスするラッパーを書き始めています。 http://ja.nishimotz.com/galateatalk http://ja.nishimotz.com/julius 現在の Galatea Dialog Studio はいろいろな機能を Java で作り込んだものの、 全体構造の見通しが悪く、メンテナンス性に問題があると自分自身で認識しています。 Galatea Project の初期に Perl による AgentManager として例えば 「オウム返しスクリプト」が実装されたのですが、 こういう基本的なことを再考しつつ、部品としての利便性にも配慮して 次の段階の活動を模索したいと思っています。 この他にやろうと思っているのは各モジュールの Mac 対応だし、 実験としては FSM を iPhone OS で動かしてみたいと思っています。 (iPadはエージェント対話システムの手頃なデバイスになりそうなので) iPod Touch アプリの開発環境は揃えたんですけどね。。 余談ですが、2月末に東京近郊で開催されたオープンソースカンファレンス http://www.ospn.jp/osc2010-spring/ に参加して様子を見てきました。 細々とでもこういう場で Galatea Toolkit をアピールするのもよいかなと 思い始めています。 -- Takuya Nishimoto 2010/1/14 Takuya Nishimoto : > 西本です。 > > 昨年末にリリースされた新しいオープンソースTTSを評価中です。 > http://ja.nishimotz.com/open-jtalk > > リリースされたばかりの最初のバージョンでもあり、 > いろいろ GalateaTalk と違う部分があります。 > バッチ処理を前提としたエンジンで API が整備されていない、 > オーディオデバイスの制御を含んでいない、 > 話者モデルが1つしかない、 > JEITA のマークアップに対応していない、 > などなど。。 > > Windows で動くかどうか、これもやってみないと分かりません。 > まず cygwin か mingw でコンパイルがとおるかどうか、 > これから試すつもりです。 > > 簡単に GalateaTalk から Open-JTalk に乗り換えられる状況ではないのですが、 > Galatea プロジェクトは、特定のエンジンに依存しない、という建前です。 > Galatea の SSM を Open-JTalk で置き換えるラッパースクリプトは書けそうです。 > > 私が実装している部分についても、 > GalateaTalk に依存する処理と、そうでない部分を、 > もっとうまく分離できるように、整理を進めたいと考えています。 > > ついでに、最近考えていることをいくつか書いてみます: > > (1) > 私が Galatea Dialog Studio の実装において Ruby 言語を使っている箇所が > いくつかあるのですが、よりメジャーな言語だと思われる Python も > 積極的に使っていこうと思っています。 > (Ubuntu はシステムで Python を使っていますが Ruby はオプション) > また、VoiceXML によるアプリケーション開発例の執筆も、 > Ruby on Rails ですすめてきたのですが、 > 並行して Python や PHP も検討しているところです。 > PHP については、立命館大学の方がアプリケーションの開発に取り組んでおられて、 > いろいろ貴重なご意見をいただいています。 > > (2) > Google の Chrome OS などが話題になっていますが、 > Galatea 技術を動かすデバイスのイメージとして、 > 音声対話に特化した Galatea OS のようなものを考えています。 > 昨年夏の ISTC 講習会で Ubuntu の独自カスタマイズを紹介しましたが、 > そういう方向性が気になっているからです。 > そして最近「Android で動きますか?」という声がかかりました。。 > > (3) > 私宛に個別に問い合わせや要望をいただくことも多いのですが、 > 差し支えのない範囲で、MLの場を使っていただけると嬉しいです。 > 特定の要望にどの程度の方が賛同されているのか、といった情報もお聞きしたいです。 > (といっても現時点でこのMLのメンバーは10人です。。) > > 今後は sourceforge のメンバー募集などの機能も積極的に使っていきたいと思います。 > バグ報告等についても、皆様にチケットの登録までお手伝いいただけると助かります。 > > すでにリリースやレビューを使うと Twitter に情報が流れていますが、 > これはプロジェクトの設定と無関係に勝手に行われているようです。。 > > プロジェクトのライセンスと整合できる範囲で、扱うツールも増やしていければと思います。 > リリースをお手伝いいただけるという方や、 > git や mercurial のリポジトリを利用されたい方もお気軽にお知らせください。 > > ユーザとして使っていただくだけでなく、中身をいじりたい、という方を > お手伝いすることが必要だと認識しています。 > > 今後ともよろしくお願いします。 > -- > Takuya Nishimoto > nishi @ hil.t.u-tokyo.ac.jp >