iノードキャッシュ

一度利用したiノードは、直ぐに再利用される可能性が高いためハッシュ構造でキャッシュしている。また、iノードは頻繁に更新されるが、毎回ディスクまで書き込みに行くと性能的に不利になるため、一般に遅延書き込みで実現されている。更新はされたが、まだディスク上まで反映されていないiノードはDirtyの印がつけられた上でスーパブロックのdirtyリストにリンクされ、適当なタイミングで ディスクに書き戻される。(kupdateデーモン、sync/umount処理など)

ディスク上の値と一致した値を持つiノードは、inode_in_useリストにリンクされている。

利用されていないiノードはフリーリストinode_unusedに繋げられている。伝統的UNIXと異なりhashとフリーリストの両方に継っているという状態は存在しない。

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(NIS)HirokazuTakahashi
2000年12月09日 (土) 23時55分06秒 JST
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