Yumiko Sugita
sugit****@sdl*****
2002年 9月 18日 (水) 21:23:40 JST
各位
Linux Kernel State Tracer (LKST) v1.3をリリースしましたのでお知らせ
致します。
LKSTはデバッグおよび障害解析、性能解析を目的としたカーネル用イベント
トレーサであり、下記の特徴を持っています。
（１）記録するイベントの動的な選択
・その時点での目的にあった情報のみを採取することができ、障害に無関
係なイベント情報の採取によるオーバヘッドを削減できます。
（２）各イベントに対し、それを記録する関数の動的な変更
・デフォルトでは多くのイベントに対し、イベント発生を記録する関数を割り
当てていますが、トレース中にこの関数を他の関数に変更できます。
・マスクセット(複数のイベントと各々に対する関数の定義)により一括して
切り替えることも可能です。これにより、平常時には最小限のトレースを
行ない、障害発生以降は関係するイベントの詳細情報の記録に切替える
などの運用が、容易に実現できます。
・これらの記録関数は、ユーザがカーネルの拡張モジュールとして組み
込むことも可能です。
（３）記録バッファの動的な作成・変更
・記録バッファを動的に作成し切替えることで、他のイベントの情報による
バッファの上書きを防ぎ、欲しい情報を残すことができます。
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LKST のバイナリおよびソース、ドキュメントは下記の URL から入手できます。
https://sourceforge.net/projects/lkst/
http://sourceforge.jp/projects/lkst/
http://oss.hitachi.co.jp/sdl/english/lkst.html (現在更新中)
なお、LKST v1.1がMiracle Linux v2.1に採用されています。Miracle Linux
v2.1をお使いの方はパッチを当てることなくLKSTを使用できます。
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LKST のアップデート等をお知らせするために、下記のML をご用意致して
おります。
lkst-****@lists*****
lkst-****@lists*****
本 ML のご購読には、下記 URL をご参照下さい。
http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/lkst-users
http://lists.sourceforge.net/lists/listinfo/lkst-users
コメント、バグレポートは、上記 ML か、開発者向けの下記ML までお願い
致します。
lkst-****@lists*****
lkst-****@lists*****
LKST 開発チーム一同
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Yumiko Sugita
Hitachi, Ltd., Systems Development Laboratory
Tel:+81-44-959-0258 Fax:+81-44-959-0855
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