[Anthy-dev 512] uim: iconvを素通し

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YamaKen yamak****@bp*****
2004年 2月 6日 (金) 02:46:39 JST


ヤマケンです。

uimのiconvを素通しして各IMのネイティブエンコーディングのままアプ
リ側に文字列を渡せるようにしたいと思っています。変更内容と動機は
以下のようになっているので、ご意見お願いします。


・変換対象文字列のエンコーディングがtoとfromで同じだったらiconv
  を使わずそのまま文字列をアプリ側に渡す

・アプリ側で各IMのネイティブエンコーディングを知るために以下の
  APIを追加

  const char *uim_get_im_encoding(uim_context uc, int nth);


LinuxザウルスではQt/Embeddedが標準で使われるツールキットなんです
が、文字コード変換はiconvではなくQTextCodecを使って行えるように
したいです。理由は、

・glibcとQt/Eで2重に変換テーブルを持つと貴重なメインメモリとスト
  レージを圧迫する。変換処理も2重に行われるので無駄

・glibcのiconvを使うとCP932絡みの非互換性が発生する原因になるの
  で、Qt/E側の変換テーブルに一本化したい

Linuxザウルスには標準では/usr/share/lib/gconvが無く、glibcのバー
ジョンも2.2.5なのでQt/Eに合わせてCP932パッチを当てた変換モジュー
ルを別途インストールする必要があります。しかし、海外で配布されて
いるモジュールにはパッチが当たってなかったりするので混乱の原因に
なります。

Linuxザウルス以外の環境でも、iconv以外の標準的な変換機構が存在す
るプラットフォームではそちらを使えた方が良い場合が多いと思います。

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ヤマケン yamak****@bp*****



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