[Anthy-dev 2848] FYI: natume

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Yusuke TABATA yusuk****@w5*****
2006年 3月 31日 (金) 01:22:18 JST


田畑です。

natumeという新しいフリーな変換エンジンが登場しています。
http://natume.sourceforge.jp/
是非、試したり、ソースを読んだりしてみてください。
実用的なソフトをHaskellとCを混ぜて作る方法の参考にもなる
良い感じのコードです。

最近登場したフリーな変換エンジンもprime, sumibi, mana, natumeと
結構数が増えてきて嬉しいです。
複数の変換エンジンがあることによって、これから変換エンジンを
作ろうとする人が参考にするネタが多くなってくれることを期待します。

これらの変換エンジンはそれぞれRuby, Scheme(Gauche), ML(OCaml), Haskell(GHC)を
使っており、どれも開発効率が良い言語(処理系)だと思います。
変換エンジンの開発には手の込んだ作業が多いので、開発効率の
良いところでないとやっていけないというのが大きな理由だと推測します。
#もし、今からanthyの開発をやり直すとしたら、
#Scheme(sigscheme)+Cにしそうです。

これらのソフトウェアの形式としては、使うユーザの権限で動くことを
想定したシングルユーザのコマンドとなっているようです。
コマンドのまま使うか、そこにサーバとしての機能を付加するかで
選択がわかれているようです。
#どこかから移植してきた場合などを除き、昔のようなマルチユーザの
#サーバのみという作りは今後無いんじゃないかと思います。
##開発する側にもユーザにも辛すぎます。

アルゴリズムはすべて統計ベースのものとなっているというのも
重要なポイントだと思います。
#n文節最長一致はどこへ行った?

各種データのストレージの持ち方なんかも興味深いです。
#sary, MySQL, darts, 自前のdouble array(?)


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 CHAOS AND CHANCE!
  Yusuke TABATA



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