[cvs-jp-info 522] Re: CVSの考え方について。

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Norihiro M. ryokk****@hi-ho*****
2004年 4月 16日 (金) 10:41:09 JST


 緑啓と申します。

Fri, 16 Apr 2004 09:52:58 +0900
NEC 大渕 一也 <k-oob****@mti*****>さんの
[cvs-jp-info 519] CVSの考え方について。
(Message ID: <20040****@mti*****>)

> この場合、変更されるのはリポジトリの情報で、一番最初のマスタのファイルは
> 一切変更が加えられず、そのままにしておくと言うことなのでしょうか?(情報
> はリポジトリにあるので、ある意味マスタのファイルはCVSで管理を始めたら
> 削除してもいい?)

 「マスタファイル」というのは、インポート時に使用したファイルの
ことですね。たぶんその考えであってると思います。乱暴な言い方をす
れば、チェックアウトできることが確認できれば、もう元ファイルは必
要ありません。

 でも、慣れないうちは、もしもの時のために元ファイルは保存してお
いた方がいいと思います。

 一番問題になるのは改行コードです。CVSに限ったことではないと思
いますが(ほかはVSSしか知らないんですけど)、バージョン管理ツー
ルは、テキストファイルを行単位で管理するため、作業コピー取得時は、
そのシステム(OS)に都合の良い改行コードに勝手に変えてしまいます
(たぶん)。

 私がハマった実例を挙げますと、回路図やCAD関連のソフトのデータ
があります。これらの中には、テキストファイルでありながら、改行コ
ードはLFのみでなければ正常に読み込めなくなってしまうソフトがあり
ます(逆にCRのみというのもあるかもしれない)。上記のとおり、バー
ジョン管理ツールはWindows環境ではテキストファイルの改行コードを
CRLFで作業コピーを取り出してしまうので、正常に使用できないデータ
が取り出されてしまいました。

 このようなファイルは、インポート時に強制的にバイナリファイルと
して登録することで対処します。

 バイナリファイルを誤ってテキストファイルとしてインポートしてし
まったときも、すでに破損している可能性があります。

 こういったときのためにも、元ファイルはアーカイブして保存してお
く方がよろしいかと思います。

 ご承知のこととは思いますが、いきなり大事なデータで本運用せずに、
テスト用リポジトリを作って色々試す(壊す(^^;)のが理解も早いと思
います。

 以上、なんか外している気もしますが、ご参考になれば幸いです。


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緑啓
ryokk****@hi-ho*****




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