[groonga-dev,01064] [ANN] rroonga 2.0.6

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Haruka Yoshihara yoshi****@clear*****
2012年 10月 25日 (木) 19:29:00 JST


吉原です。

groongaのRubyバインディングrroonga2.0.6をリリースしました。

 web: http://ranguba.org/ja/#about-rroonga

○rroongaとは

rroongaはRubyらしい書き方でgroongaを操作できることを重視しています。
同時に、groongaの速度をそのまま生かすことも大事にしています。

○今回のリリースについて

2.0.5からの変更点としては、単語抽出機能が使用できるようになりました。
以下のように、select内でterm_extractとして使用してください。

  table.select do |record|
    record.key.term_extract(text)
  end

また、selectメソッドにて:allow_leading_notオプションが使用可能になりま
した。このオプションを指定すると、"-WORD"という構文で最初の条件として
WORDが含まれないことを指定できます。ただし、「WORDが含まれない全てのレ
コード」を検索すると、総レコード数が多いときには検索が遅くなるので、気
をつけて使ってください。そのためこのオプションはデフォルトでは無効になっ
ています。
また、grndumpコマンドがインデックス作成コマンドを最後に出力するように変更
しました。これはデータをロードした後にインデックスを作成することで、ロー
ド時間を短くしてさらに小さいインデックスを作成するためです。
さらに、リファレンスの表示が崩れている箇所も修正しました。

○インストール
  % sudo gem install rroonga

○チュートリアル

irbを使ったrroongaのチュートリアルがあります。

  http://ranguba.org/rroonga/ja/file.tutorial.html

はじめての方はまずこちらを試してみてください。

2.0.5からの変更点は以下の通りです。

http://ranguba.org/rroonga/ja/file.news.html

2.0.6: 2012-10-25
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改良
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* [dump] インデックスカラム作成のコマンドを最後(loadコマンドの後ろ)に
  出力するようにした。これは静的インデックス作成を行うためのものです。
* 単語抽出機能をサポート。構文は
  table.select {|record| record.key.term_extract(text)}。
* selectメソッドを使うときに:allow_leading_notオプションを使用できるよ
  うにした。このオプションで「ある単語が含まれない全てのレコード」を検
  索すると検索が遅くなります。レコードが多い時に時間がかかるので注意し
  て使ってください。

変更
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* extconf.rbでデバッグ用ビルドに使うオプションを--with-debugか
  ら--enable-debug-logに変更。

修正
^^^

* リファレンスの表示崩れを修正。
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Haruka Yoshihara <yoshi****@clear*****>




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