[groonga-dev,01973] Re: groonga 3.1.0 の debian パッケージ

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Kouhei Sutou kou****@clear*****
2013年 12月 9日 (月) 11:22:30 JST


須藤です。

In <20131****@debia*****>
  "[groonga-dev,01968] Re: groonga 3.1.0 の debian パッケージ" on Sat, 7 Dec 2013 22:18:48 +0900,
  Hideki Yamane <henri****@debia*****> wrote:

>> >  いえ、3.9.5 で wheezy でもそのままでいいです。
>> 
>> え、そうなんですか!?
>> 
>> debian-policyパッケージと同じバージョンを指定するのかなぁと
>> 思っていたのですが、これは関係ないんでしょうか?
>>   http://packages.debian.org/wheezy/debian-policy
> 
>  パッケージが作られた時に準拠しているポリシーのバージョンを指定する
>  ことになります。ポリシーは、バージョンが上がれば上がるほど曖昧だった
>  ところがキチンと指定されるようになります。sid向けに作ったものを
>  backportする場合は、ポリシーバージョンが上がったままで基本問題が
>  ありません。

なるほど。もともとどのDebian(ポリシー)のバージョン向けに作っ
たかを書いておけばよいのですね。

とすると、Groongaプロジェクトで作っているやつは、もともとsid
用じゃなくてstable用で作っているので、stable用のバージョンを
指定しておくのでよさそうですね。
(stable用に作ってからsidとかでも動くようにしている。)

>> (古いdebian-policyパッケージしか提供されていないシステムで
>> は新しいdebian policyマニュアルのことは知らなそう。)
> 
>  パッケージ自体が3.9.5準拠で作ってますよ、というだけですので、
>  binary的には意味を持たないです。よって古いポリシーバージョンしか
>  知らないシステムでも特にコンフリクトは起きません。

そうだったんですか!
わかりました。ありがとうございます!

>> これ、すでにそういう挙動になっているから、lintianでも警告しよ
>> うぜってことですね。そういう仕様です!みたいに明記しているド
>> キュメントとかがあれば安心してそれを前提にできそうだなぁと思っ
>> ていたのでした。
> 
>  http://www.debian.org/doc/debian-policy/ch-controlfields.html#s-f-Section
>>> It also gives the default for the same field in the binary packages.
>  ということで回答になっていますかね?

うわぁ、ここに書いていたんですか。前に読んだときは見逃してい
ました。。。
これで十分です。ありがとうございます。

>> ただ、Groongaプロジェクト的にはunstableよりもstableの方が重要
>> 度が大きい(*)ので、難しいところですねぇ。あ、Debian公式リポジ
>> トリで提供する場合ではなく、あくまで、Groongaプロジェクトで提
>> 供する場合、です。
>> 
>> (*) ふつうに使っている人が簡単にインストールできるようにパッ
>>     ケージを提供しているので、stableで使えないと目的を果たせ
>>     ない。大げさですけど、stable/unstableのどちらかでしかパッ
>>     ケージを提供できない状況になったら、stableを選ぶ、という
>>     優先度です。
> 
>  いや、そもそもそういう選択になることがありえない思っています :)
>  unstable向けに色々と変化を受容して、その上で現状のシステム向けにも
>  必要な変更を加えるというのが良いという認識です。
>
>  # master/trunkとかの先っぽで変更を加えて、必要であれば過去のbranch
>   にbackportするぐらいの感覚です。

あ、「Debianプロジェクト」がパッケージを作るときはそれで妥当
だと私も思っています。ここでは、「Groongaプロジェクト」がパッ
ケージを作っているケースのことを説明したつもりでした。

何か例を出せばよさそうですね。うーん。

あ、そうですね。Multiarchがよさそうですね。

squeezeのときはMultiarchがなかったですけど、wheezyが出そうな
頃にはsidではMultiarchができるようになっていたと思います。

「Debianプロジェクト」の立場としてパッケージを作っているなら
「sid用にMultiarch対応でパッケージを作って、必要ならsqueeze
にバックポート」みたいにしますよね。

一方、「Groongaプロジェクト」の立場としてパッケージを作るなら、
「squeeze用にパッケージを作って、sidでも(できるだけ)同じ
debian/を使ってMultiarchに対応していない状態でいいからパッケー
ジを提供」とします。さすがに、複数バージョンのdebian/をメン
テナンスしていくのはしんどいんですよね。。。


ちなみに、今回の取り込みの中でMultiarch対応にしているので、次
回からGroongaプロジェクトはDebian squeezeとUbuntu Lucidのサポー
トをやめます。

-- 
須藤 功平 <kou****@clear*****>
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