[groonga-dev,03191] [ANN] Groonga 5.0.3

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HAYASHI Kentaro hayas****@clear*****
2015年 4月 29日 (水) 13:02:02 JST


今日は肉の日(4/29)ですね。Groonga 5.0.3をリリースしました。

  http://groonga.org/ja/docs/news.html#release-5-0-3

それぞれの環境毎のインストール方法はこちらを見てください。
  http://groonga.org/ja/docs/install.html

今回のリリースの主なトピックは次の通りです。

* Debian 8.0(Jessie)とUbuntu 15.04(Vivid Vervet)をサポート
* dumpコマンドの出力の改善とオプションによるカスタマイズのサポート
* キーサイズの上限値増加により長いクエリーのキャッシュをサポート
* [実験的] ログローテーションのサポート

## Debian 8.0(Jessie)とUbuntu 15.04(Vivid Vervet)をサポート

今月リリースされたDebian 8.0(Jessie)とUbuntu 15.04(Vivid Vervet)をサポー
トしました。
インストール手順はドキュメントを参照してください。

  http://groonga.org/ja/docs/install/debian.html
  http://groonga.org/ja/docs/install/ubuntu.html

## dumpコマンドの出力の改善とオプションによるカスタマイズのサポート

dumpコマンドの出力を改善し、コマンドの出力順序によってリストアできない場合
がある問題を修正しました。

また、オプションを指定することでほしい情報のみを出力することができるように
なりました。dumpコマンドに指定できるようになったオプションは以下の通りです。

  * スキーマのdumpの有無
    * --dump_schema <yes(デフォルト)またはno>
  * レコードのdumpの有無
    * --dump_records <yes(デフォルト)またはno>
  * インデックスのdumpの有無
    * --dump_indexes <yes(デフォルト)またはno>

それぞれyesまたはnoを指定することで、出力有無を制御することができます。デ
フォルトはyesなので、オプションを指定しない場合は出力されます。

さらに、プラグインのdumpもサポートしました。こちらも以下のように出力の有無
を制御できます。

  * プラグインのdumpの有無
    * --dump_plugins <yes(デフォルト)またはno>

## キーサイズの上限値増加により長いクエリーのキャッシュをサポート

キャッシュのキーにはクエリーを加工した値を使っているのですが、クエリーが
一定以上の長さになるとキーに使えないので、キャッシュが有効になっていても
キャッシュされない場合があります。今まではキャッシュのキーサイズの上限値が
4KiB(4096バイト)だったので、4KiBを超えるクエリーはキャッシュされませんで
した。今回のリリースからは64KiB - 1(65535バイト)に増えたので、4KiBを超え
るクエリーでもキャッシュされるようになりました。

## [実験的] ログローテーションのサポート

実験的な機能として、ログローテーションをサポートしました。今まではログロー
テーションしたい場合は自前でやるか他のライブラリーを使う必要があったのです
が、今回のリリースからはGroongaだけでログローテーションが可能になります。
デフォルトでは無効になっているので、ログローテーションしたい場合はgroonga
コマンドの引数に以下のオプションを追加して、ローテートする閾値のファイル
サイズ(バイト)を指定してください。

  * Groongaプロセスのログ(groonga.log)
    * --log-rotate-threshold-size <閾値>
  * クエリーのログ(query.log)
    * --query-log-rotate-threshold-size <閾値>

## 変更点

その他の変更点はニュースを確認してください。。
  http://groonga.org/ja/docs/news.html#release-5-0-3

-- 
HAYASHI Kentaro <hayas****@clear*****>




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