Kazuhiro Kazama
kazam****@mac*****
2006年 5月 18日 (木) 00:12:26 JST
皆さん,どうもごくろうさまでした. 部屋の片隅で,森山さんと二人で勝手に激烈(苦笑)な議論を戦わせて いましたが,その内容を個人的なメモとして簡単にまとめてみますの で,今後の叩き台にしてください. 1, Shift_JIS, EUC-JP, ISO-2022-JP系列 ・これらの既存の実装には手を加えない(今更これらの実装が足りない ことはないと思う). ・既に広く使われている実装を変更するのは,互換性維持の点で反対さ れる可能性が高い(森山さんによると,その実例があるらしい). ・Unicodeからレガシーエンコーディングに戻す時の変換表に手 を加えて,文字化けをより広く回避するような対策もおこなわない(森 山さんによると,この提案が却下された実例があるらしい). 2, Windowsのコードページ系列 ・CP932, CP5022X, CP51932をサポート対象として検討. ・変換表に起因する文字化けはその組み合わせの中だけで回避する. ・森山さんによるとCP50221の方が実装の面から楽らしいが,私 が今日受け取ったばかりの"Developing International Software Second Edition"によるとCP50220の方がデフォルトのようなの で,どれを使うかは要調査. ・MSのコードページをUnix系OSでも利用できるよう にするだけなので,IANA登録やInternet Draftの提案はお こなわない. ・なお,既にこれらのコードページをサポートしているところでも,変 換表がMSと異なることがある.それを発見した時には,基本的に はMSに合わせて貰うようにお願いする.しかし, Shift_JISやEUC-JPなどを含めて変更してしまっていて,相手に 拒否されてしまったら,諦めざるをえないだろう(森山さんによると, その実例があるらしい). 3, eucJP-ms ・すでにSambaで広く使われている. ・サポート対象として検討(ただし,サポートする意味のない環境は存 在したりするか?). ・シフトJIS符号化(不可能),JIS符号化は考 えない. 4, EUC-JP-2004(JIS X 0213:2004のEUC符号化) ・対象としない. ・CP51932やeucJP-msと互換性がなく,ベンダとしてはあ まり魅力がないらしい. P.S. "Developing International Application"ですが,付属のCD-ROM にコードページ表作成ツール(ただし,使ってみた感じでは,あまり期 待するようなものではなかったです)や変換ツールがありました. --- 風間 一洋 (kazam****@mac*****)