[lfsbookja-general 00004] Re: LFSブック校正案

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matsuand michio_matsu****@yahoo*****
2009年 11月 22日 (日) 13:57:02 JST


さとう様、ご指摘ありがとうございます。

まず本論の前に感謝の意を簡潔に。
ご指摘を頂き不自然さを改めて感じています。
全体にわたって一点の曇りもない訳出など
出来るはずもないことなので、皆さまの
感じた点を忌憚なくお伝え頂けますこと、
ありがたく捉えております。

ご指摘の箇所の原文は以下です:
... the goal should be to produce a compiler
that is exactly the same as if it were bootstrapped.

直訳すれば以下のようになるかと思います:

目指すところ(ゴール)はコンパイラを作るべきである
ということ。<どのようなコンパイラか?>
あたかもブートスラップによって構築したのと
全く同じようなコンパイラを作るということ。

そして私の解釈は以下です:

本手順ではgccの標準的なブートストラップビルドは
行わない。だがそれと同じ結果を得ることを目指す。
x86の場合、そのためのフラグが無視されてしまう。
だからMakefile(.in)を変更してフラグが無視され
ないようにする。

そこでご指摘の件ですが、
×「ここで実現したいのは、・・・」
○「ここでは、・・・」
ということかと思いますが、
読み返してみて不自然さを感じるのは
むしろ文末の「・・・したいものです。」と結び合って
いないことが理由かと思います。そしてそもそも
「・・・したいものです。」の“もの”が、
よくよく考えてみれば曖昧な表現で
しっくりとこない元凶のように思えてきました。

訳出再考として以下を考えました。
「ここで実現したいのは、ブートストラップビルドと
まったく同じようにしてコンパイラをビルドすることです。」

つまり
×「ビルドしたいものです。」
○「ビルドすることです。」
としようと思います。

私の再解釈についてはいかがでしょうか。
論点が沿っているでしょうか、はずれているでしょうか。

===

長々と申し訳ありませんが、もう一つ適切でない点に
思い至りました。「まったく同じようにして」は
原義からはずれています。まるでブートストラップビルド
と同じ作業手順で進めるかのような訳文になっています。
しかし実際は違います。結果として同じ成果を得る、
という主旨であるべきです。

もう一段、再考した訳出として以下のように改善すべき
と考えています。
「ここで実現したいのは、あたかもブートストラップビルド
を行ったのとまったく同じコンパイラをビルドすることです。」
If it were を英文解釈文として組み入れたものです。
ただし上は陳腐な訳出に思えてなりません。もう少々
考えてみたいと思います。

以上です。よろしくお願い致します。

Sato Makoto さんは書きました:
> さとうです。こんにちは。
> 
> "5.10.1 GCCのインストール" に、
> 
>> ここで実現したいのは、ブートストラップビルドとまったく同じようにして
>> コンパイラをビルドしたいものです。
> 
> とあります。
> 
>> ここで実現したいのは、...したいものです。
> 
> となります。ちょっと不自然に見えなくもないです。
> 
> ここでは、...したいものです。
> 
> といったあたりではないかと思います。
> 
> 参考になれば幸いです。
> 
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