[Linux-ha-jp] drbdデュアルプライマリーでの運用について

Back to archive index

Motoharu Kubo mkubo****@3ware*****
2013年 6月 29日 (土) 17:18:59 JST


久保です。

> 正常時には、2系はWindowsからのiSCSI接続されていない状態で
> 1系ダウン時に、始めて2系からiSCSI接続した運用でも
> 1系復旧(secondary)時にもスプリットブレイン状態なのでしょうか?
> 自動同期は無理でもdrbdadm verifyを実行後、差分同期をすればいいように
> 思うのですが、いかがでしょうか?

DRBDにおけるスプリットブレインは、「DRBD間の通信が途絶えている間に、両方
のノードがともにプライマリになること」という定義になります。プライマリで
あったときに実際にデータが書き込まれたかどうかは関係ありません。

DRBDはメタデータの一部のGeneration Identifier (世代識別子)で上記の状態を
検出し、過去にスプリットブレインが発生したと判断されたなら、TCPコネク
ション自体が再確立しても、相互の接続といっさいのデータ交換を拒否します。

このため、どちらか一方のノードのデータを最終的に犠牲にして、他方のデータ
で再同期するという修復が必要になり、これを開始するのが犠牲ノード側での

drbdadm -- --discard-my-data connect <リソース>

になります。

> 後、スレッド違いですが、drbd 8.3.15は、デバイスマッパーをサポートしているか
> お教えいただけると幸いです。

DRBDはデバイスマッパーをサポートしています。LVM2もデバイスマッパーとして
実装されていて、DRBDは論理ボリュームを対象にしたレプリケーションをサポー
トしています。マルチパスもサポートしているはずですが、私も実際にやったこ
とはありません。

-- 
----------------------------------------------------------------------
久保  元治             (株)サードウェア
Motoharu Kubo          274-0815 千葉県船橋市西習志野3-39-8
mkubo****@3ware*****      URL: http://www.3ware.co.jp/
                       Phone: 047-496-3341 03-4530-0521 (内線201)
                       Fax:   047-496-3370
                       携帯:  090-6171-5545
GPG fingerprint: D2B0 F02A 4A7F 3FD2 1A66 EF2E F990 D04B 2A83 D477
 ★弊社からのメールはZ-Linuxメールフィルタで全数検査しています★
 ★  ブログを始めました  http://blogs.itmedia.co.jp/ossway/



Linux-ha-japan メーリングリストの案内
Back to archive index