Masakazu Takahashi
emasa****@gmail*****
2011年 12月 27日 (火) 22:17:18 JST
こんにちは。 2011/12/24 OOTANI TAKASHI <tksot****@mail*****>: > 大谷と申します。 > > From: 長南洋一 <cyoic****@maple*****> > Subject: [JM:00526] bash.1 の翻訳で意見が分かれています > Date: Sat, 10 Dec 2011 20:35:01 +0900 (JST) >> 要するに、"Bash uses the value of the variable formed from the rest of >> parameter as the name of the variable" の as の付き方の解釈が、わたしと >> 高橋さんで違うわけです。 > > !を除いた残りが変数(名)であることは、the variable formed from the rest of > parameter で示されているので、 > Bash uses the value (of the variable formed 〜) as the name (of the variable) > という構造だと思います。 > で、セミコロンの直後の this variable は セミコロン直前の the variable のこと。 > ということは、長南さんと同じと言うことかな? > > 私が訳すなら、 > parameter の最初の文字が感嘆符ならば、変数間接展開が行われます。 > bash は残りの parameter からなる変数の値を変数の名前と見なします。 > そしてそこで得られた名前の変数を展開した値を、置換処理の続きで使います。 > これが間接展開です。 > > "そこで得られた名前の"は原文に無い追加です(2つの「変数」の区別のため)。 > rather than 節はくどいので省略。 > > the rest of the substitutionは、% や # や / 等による修正の事でしょう。 > > 高橋さんの解釈だと、the rest of the substitution は、AAA を展開した続き > ですよね。そうだとすると、 > $ AAA=BBB/z/x ; BBB=zzz ; echo ${!AAA} > xzz > になって欲しいですね。ver4は手元に無いのでver3で試すとなりません。 > > -- > OOTANI TAKASHI <tksot****@mail*****> みなさん、ご意見ありがとうございます。 中間まとめです。 現在、3 つの訳案が上がってきていますね。 長南さん訳(1): もし parameter の最初の文字が感嘆符 (!) ならば、変数間接参照が 行われます。bash は parameter の感嘆符を除いた部分からなる変数の 値を変数名として使用し、さらにその変数を展開して、得られた値を 置換の残りの過程で使用するのです。parameter そのものの値は、 置換に使用しません。これは、いわゆる間接展開というものです。 長南さん訳(2): parameter の最初の文字が感嘆符 (!) ならば、変数間接参照が行われます。 この場合、bash は parameter そのものの値を置換に使用しません。 bash はまず、parameter の感嘆符を除いた部分からなる変数を展開します。 そして、得られた値を変数名として、それをさらに展開し、その値を 置換の残りの過程で使用するのです。... 立花さん訳: parameter の最初の文字が感嘆符 (!) ならば、変数間接参照が 行われます。 この場合、bash は parameter そのものの値 (訳注:parameter の感嘆符を除いた部分からなる変数の値と思われる) を置換に使用しません。 bash はまず、parameter の感嘆符を除いた部分からなる変数を 展開します。 そして、得られた値を変数名として、それをさらに展開し、その値を 置換の残りの過程で使用するのです。 これが間接展開 (indirect expansion) と呼ばれるものです。 大谷さん: parameter の最初の文字が感嘆符ならば、変数間接展開が行われます。 bash は残りの parameter からなる変数の値を変数の名前と見なします。 そしてそこで得られた名前の変数を展開した値を、置換処理の続きで使います。 これが間接展開です。 そして、それぞれの意見は以下のとおりですね。 ・長南さんは立花さんの訳に合意していない([JM:00528]) ・立花さんは長南さんの訳をベースとしつつ合意していない([JM:00529]) ・長南さんは大谷さんの訳に合意していない([JM:00532]) 私の感想では、日本語の説明文としては大谷さんの訳文が素直で 意味を取りやすいように思いました。が、まだ議論が続いている ようですので、引き続きそれぞれのご意見を拝見します。 -- Masakazu Takahashi (emasaka)