長南洋一
cyoic****@maple*****
2013年 7月 20日 (土) 11:09:35 JST
長南です。 お返事ありがとうございます。 なんだか、「JM で扱ってもよいけれど、管理も自分でやってくださいね」 と言われているような ……。わたしとしては、翻訳するだけでアップアップで そこまではちょっと。 元木さんのメールより [JM:00889] > > JM で引き取る場合、校正方法以外に、以下のような点について考える > 必要があると思います。 git をしばらく使っていないので、すっかり忘れてしまいました。的外れかも 知れませんが、すこし考えてみました。 > - git レポジトリでの管理方法 manpage と別のツリーを作る必要があるでしょうが、基本的にはほぼ同じ 構造でよいのではないでしょうか。coreutils の場合なら、 info--coreutils+-draft+-stamp-vti | +-constants.texi | +-fdl.texi | +-version.texi | +-coreutils-j.texi | +-parse-datetime-j.texi | +-perm-j.texi | +-original+-stamp-vti | +-constants.texi | +-fdl.texi | +-version.texi | +-coreutils.texi | +-parse-datetime.texi | +-perm.texi | +-po4a+-coreutils-j.po | +-parse-datetime-j.po | +-perm-j.po | +-coreutils-j.patch | +-parse-datetime-j.patch | +-perm-j.patch | +-release--coreutils-j.info # 後々、増補改訂をしてくださる方のことを考えると、やはり po4a を # 使った方がよさそうです。po4a で作った texi に手を入れなければ # ならないので、一長一短なのですが……。patch は、その手間を軽減 # するためです。 # original と draft の stamp-vti, constants.texi, fdl.texi, # version.texi は同じものです。stamp-vti は verision.texi と同じ # 内容だし、いらないかもしれません。 # 3 個の patch は、coreutils-j.po などを po4a-translate して出来た # texi ファイル (便宜上 ***.texi.orig と呼んでおきます) と、 # その日本語化が不十分な部分を修正した texi ファイルとの差分です。 # 別の言い方をすれば、***.texi.orig にパッチを当てたものが、draft の # texi ファイルです。 # patch を po4a ディレクトリに入れてみたのは、draft には、日本語化が # 一応完成したものを集めておきたかったからです。別の言い方をすると、 # draft にある texi ファイルに patch を当てるのではないから。 > - ウェブでの公開方法。 > - 自動変換などはするのか texi2html を試してみました。ざっと見ただけですが、問題なさそうです。 メニューなどは、html の方がずっと見やすく、きれいです。ただ、空白の 扱いがちょっといい加減な気がしますが。 > - サイト上の配置 JM のサイト上のことについて言うと、最初は、man の付録のような扱いで よいのではないでしょうか。diff なども info を訳した方がよさそうですし、 そのうち増えてくれたら、と思います。 > - パッケージとしての配布はどうするか。 > - 少なくとも roff マニュアルとは別にする必要があると思います。 > - 配布物の自動生成 配布するのは、coreutils-j.info だけで済みます (-j を付けたのは、 coreutils.info と共存させるため)。ですから、当面は、coreutils-j.info と、日本語 info の簡単な使用法を書いた README で 1 パッケージにすれば よいでしょう。そして、各ディストリビューションで coreutils-j.info を インストールするときに、install-info をやってもらえばよいと思います。 一応試してみましたが、install-info で info のメインメニューへ追加、 install-info --delete でメインメニューから削除が問題なくできました。 英語版との共存も問題なさそうです。実は、そのへんも他の方に確認して いただきたいところなんですが。 自動作成のことは、ちょっと (いや、全然) わかりません。 > 個人的には、時間が確保できる見込みがありません。 > どなたか作業して頂ける方がいれば、やってもよいのではないでしょうか。 わたくしからもお願いします。どなたか、info の管理を引き受けて いただけませんか。 翻訳の中身を見ないでは、必要かどうかの判断が出来ないでしょうから、 coreutils-j.info を圧縮して、添付してみます。正式な投稿ではありません。 むしろ宣伝です。適当な項目を (たとえば、ls とか sort とかを) gnumaniak や coreutils の man ページと比べてみてください。どのへんが gnumaniak に 対して増補・改訂されているか、どのくらい現在の coreutils と比べて詳細に 書いてあるか。 もちろん、info -f ./coreutils-j.info.gz で読むことが出来ますが、 coreutils-j.info.gz を /usr/share/info にコピーした上で、 "cd /usr/share/info; install-info coreutils-j.info.gz dir" (debian では ginstall-info) として info のメインメニューに登録すれば、emacs でも 読めますし、"info ls-j" などとコマンドの後ろに -j を付けるだけで、 個々のコマンドのマニュアルを呼び出すことができるようになります。ただし、 emacs のバージョンによっては、文字化けして読めないかもしれません。 debian wheezy や Vine 6.1 の emacs23 では読めましたが、debian squeeze の emacs22 では文字化けしました。 なお、"install --delete coreutils-j.info.gz dir" でメインメニューから 日本語 info の項目 (ls-j など) をきれいに削除できるはずです。このへんも 本当に大丈夫かチェックしていただきたいのですが、気持ちが悪いかもしれ ませんね。 /usr/share/info/dir に登録した場合の呼び出し方を整理します。 コマンドラインから: $ info coreutils (英語版) $ info ls (英語版) $ info coreutils-j (日本語版) $ info ls-j (日本語版) $ info coreutils-j "ls invocation" (日本語版。man に書いてある 呼び出し方の応用) info コマンドや emacs の info モードのメインメニューから: m ls (英語版) m ls-j (日本語版) 英語であれ日本語であれ、coreutils の info の中で: m ls (メニューからそれぞれの言語の ls のノードへ。) g ls invocation (それぞれの言語の ls のノードへ) # つまり、coreutils-j.info に入った後、ある説明を読んでから、さらに別の # 日本語マニュアルに飛ぶといった場合には、-j がいらなくなるわけです。 # これは /usr/info/dir に登録しない場合も同じです。なお、TAB による # 補完が利きます。 最後に、もう一つ。 info コマンドは行末の扱いが完全ではないようです。そのため、行末にゴミが 入ることがあります。そういうときは、Ctrl-l を押してみてください。 -- 長南洋一 -------------- next part -------------- テキスト形式以外の添付ファイルを保管しました... ファイル名: coreutils-j.info.gz 型: application/octet-stream サイズ: 253887 バイト 説明: 無し Download