長南洋一
cyoic****@maple*****
2013年 11月 8日 (金) 22:30:07 JST
長南です。 ご教示ありがとうございます。 さとうさんのメールより [JM:00961] > > さとうふみやす @ OSSTech です。 > info は既定のビューワーのキーバインドを覚えるのが億劫なので、 > ほとんど見ないんだよなぁ。 そうでしょうね。わたしも、この翻訳をするまで、Mew と大体同じような 感じで使えるということぐらいしか知りませんでした (要するに、space で 先に進み、backspace で戻る)。それで、用が足りていました。 さすがにこの翻訳を始めてから、l (元のページに戻る)、u (一つ上の レベルに移動)、t (トップノードに移動)、m Menu-item (メニューの 項目に飛ぶ)、g Node-name (指定したノードに飛ぶ) なども憶えましたけれど。 > ところで、JM では「ユーザー」でなく「ユーザ」なのでしょうか(長音省略)。 > 個人的には長音省略は不自然だし、世の中の流れ的にも省略しないほうを推奨。 これは、どちらの表記にも一理あると思います。 JM でも、一度議論しておいた方がよいのかもしれません。あるいは、 便利な方、使いやすい方にそのうち落ち着くでしょうから、それまで 静観していた方が利口かもしれません。どちらにせよ、議論するなら、 独立したスレッドでやった方がよいと思います。 >> 16.3 `test' >> `-O FILE' >> True if FILE exists and is owned by the current effective user ID. > >> そんなわけで、今のところは、次のような訳にしています。 >> >> FILE が存在し、その所有者がコマンド実行者の実効ユーザ ID と >> 同じならば、真。 > > +1 >> 「コマンド」を抜かして「実行者の」だけもで通じるでしょうか。 > > +0.5 > >> 「test コマンド実行者の」とまで言った方がよいでしょうか。 > > +0.5 「コマンド」を省略するか、残すなら「test コマンドの実行者」とまで 言ってしまった方が、少しよいということですか。もう一度読み直すときに 考えてみます。 >> test コマンドに set-user-ID bit や set-group-ID bit が付いている >> 場合まで考えると (そんなことは、まずないでしょうが)、「実行者の」 >> と言うより「プロセスの」と言った方がよいように思えますし、難しい >> ところです。 > > setuid/gid して使うことは可能でしょうが想定はしていないでしょうから、 > 気にすることはないと思います。 そうですね。普通の読者にピンとこないかもしれない「プロセス」を使うことも ありませんね。 >> 26.2 `seq' >> >> 次の文の "a 64-bit fractions" の fractions は「浮動小数点数」と訳して >> よいでしょうか。outlandish にもっとぴったりした訳語はないでしょうか。 > > fraction は「小数部」とか、浮動小数点なら「仮数部」ですね。 > x86 (IA32) の FPU の拡張倍精度が仮数部 64 bit ですね。 64 の CPU も x86 だというのは知りませんでした。そういえば、Vine では 64bit 版パッケージの拡張子に x86_64.rpm と付けるんでしたっけ。 原文が言っているのは、seq は数値に long double の浮動小数点数を使って いるけれど、x86 の FPU が 80bit の拡張倍精度として計算するので、 仮数部が 64bit になる、ということなんですか。 とにかく、「仮数部」と訳しておけば、よさそうですね。fraction には 「仮数部」という意味があるのを知らなかったので、助かりました。 >> しかし、このコマンドは、わたしのところでは 1.0000000000000000008 >> ではなく、1.0000000000000000006 をスキップします。原文には x86 と >> 書いてありますし (x86 というのは 32 ビットまでの CPU のことですね)、 >> うちのパソコンは古いとは言え Athlon 64 ですから、そのせいでしょうか。 >> 皆さんのところでは、どうなりますか。32 ビットの CPU で最近の >> coreutils を試すことができる方がいらっしゃると、よいのですが。 > > 手元の Intel Xeon X3430, Core i7-2620M 上の Linux > (x86, amd64) でも同じ結果です。 > > ちなみに seq(1) は long double で数値を扱っていますが、 > `gcc -m96bit-long-double seq-in-long-double.c` でも > `gcc m128bit-long-double seq-in-long-double.c` でも結果は > 変わりませんね。 原文の著者が書き間違えたんでしょうか。それも考えにくいし、やっぱり、 32bit マシンと 64bit マシンの違いなんでしょうか。 「当方では 1.0000000000000000006 をスキップする」旨の訳注を付けて すますことにします。 -- 長南洋一