長南です。 > あなたが端末に入力した行を他の人の端末にコピーすることによって、 > 他のユーザと会話ができるようにする。 > -> > あなたが端末に入力した行を他の人の端末にコピーすることで、 > 他のユーザとメッセージ交換を出来るようにする。 > > communicate の訳が難しいです。ただ、会話 というとどうしても voice > を想像してしまうので。 全然気が付きませんでした。言われてみればそうですね。たしかに、「音声会話」を 連想するところがあります。もっとも、読み直してみると、「あなたが端末に 入力した行を」ですから、文章による会話だと分かるだろうとも言えますけれど。 「会話」という訳は、原文にもあとの方で "... EOF indicating that the conversation is over" と出てくるので使ったということもあります。 「他のユーザとメッセージ交換をできるようにする」は、とてもピッタリした よい表現だと思います。ただ、私としては、英語を別のカタカナ語に訳すことは、 絶対にやらないとは言いませんが、あまりやりたくないのです。前の訳の 「他のユーザとのコミュニケーションを可能にする」に戻す手もありますね。 少し考えてみます。 >> Some commands, for example nroff(1) and pr(1), may automatically >> disallow writing, so that the output they produce isn't overwritten. >> コマンドの中には、たとえば nroff(1) や pr(1) のように、書き込みを自動的に >> 拒否するものもある。自分の生成する出力が上書きされてしまわないように、 >> そうするのである。 > ここなんですが、原文の output they produce の they は、 nroff や pr の > ことを指すのではないかなと思いました。 そのつもりだったんですが、わかりにくかったですか。 それは、自分の生成する出力が上書きされてしまわないように、そうするのである。 あるいは、 そうするのは、自分が生成する出力を上書きさせないためである。 で、どうでしょう。「自己の生成する」というのも考えました。 > ここも SEE ALSO とHISTORY の節の順番が逆になっています。 mesg.1 の場合にも言いましたが、2.36 の原文で順番が逆になりました。 ご指摘の他の部分は、英語や事実関係の解釈や、日本語表現の正確さの問題ではなく、 文章の好みの問題ではないかと思います。もちろん、他の人ならどう表現するかは、 いつでも参考、かつ勉強になりますから、そういうご指摘もお気軽になさってください。 -- 長南洋一