元木です。 # 他にもコメントしようと思った箇所はありますが、 # 翻訳だけが引用されていて原文を探すのが面倒になったので諦めました。 # コメントを見て判断できる部分だけコメントします。 On Tue, Jul 13, 2021 at 6:50 PM matsuand <michio_matsu****@yahoo*****> wrote: > > matsuand です。 > 校正確認ありがとうございます。返信します。 > > # なおメールを介した校正依頼、校正確認、返信という流れは > # どうも管理不行き届きとなりそうで、現に本メールの返信も > # ご指摘を頂きながら忘れていました。チケット管理で行う > # 方が確実かと思っています。 そのうちに... > > ----- Original Message ----- > > From: ribbon <jm****@ribbo*****> > > To: Linux JM discussion <linux****@lists*****> > > Cc: > > Date: 2021/6/26, Sat 17:19 > > Subject: [JM:02553] Re: [POST:DP] GNU findutils updatedb.1 > ... > > --- > > "file name databases used by GNU B<locate>. The file name databases > > contain " > > "lists of files that were in particular directory trees when the databases > > " > > "were last updated. The file name of the default database is determined > > when " > > > > "B<updatedb> は GNU 版 B<locate> > > で用いるファイル名データベースを更新するために用いられる。" > > "ファイル名データベースには、最後に更新された時点において、特定のディレクトリ以下に存在 > > していたファイルのリスト情報が入っている。" > > > > ファイルのリスト情報→ファイル一覧 > > ご指摘納得します。修正します。 > なお旧訳の「~が入っている。」という表現が、 > ぶっきらぼう、かつ口語的で不適切に感じられるため、 > ご指摘と合わせて以下のようにします。 > > 再訳 > ファイル名データベースには、これが更新された最終時点において、 > 特定ディレクトリ以下に存在していたファイルの一覧が含まれる。 どれも好みの範疇だと思いますが、3点ほど。 ・「これが更新された最終時点」ですが、元の「最後に更新された時点」の方が 読みやすいかなと思いました。 ・「これが」が文章の流れとしてなにか改善できないかなと感じました。 1つ前のコメントと合わせて「最後にこのデータベースが更新された時点」 などはいかがでしょうか。「この」は不要かも。 ・「特定ディレクトリ」はあまり言わない言い方だと思います。 「特定のディレクトリ」でしょうか。 案: ファイル名データベースには、最後にこのデータベースが更新された時点で、 特定のディレクトリ以下に存在していたファイルの一覧が含まれる。 > > > --- > > 実行時の引き数によって決まる。 > > > > 引き数→引数 > > 他メールで問題になっていましたが、私は「引数」で進めます。 > > > --- > > see B<locate>(1). > > > > B<locate>(1) を見よ。 → B<locate>(1) を参照のこと。 > > > > ではどうでしょうか。「見よ」だけだとぶっきらぼうすぎると思います。 > > ご指摘どおりです。修正します。 > > > --- > > "in order to allow machines with different byte orderings to share the > > " > > > > これはバイトオーダーが異なる → これはバイト順が異なる > > これは「バイトオーダー」で良いのではないでしょうか? > > 「バイト順」というと、ごく一般的で汎用的で、バイトデータを並べただけ > のように聞こえますが、ここで言う byte orderings は、ビッグエンディアン > とリトルエンディアンの違いを指して言っているものと思います。 > したがって汎用的なバイトの並びを意味するのではない、テクニカルターム > として、そのままカタカナ用語を持ち出すのが適していると感じます。 「バイトオーダー」に一票。 なお、LDP man-pages にも byteorder.3 というページがありますが、 ここでも「バイトオーダー」にしています。 > > > --- > > "GNU B<locate> は従来のが古いフォーマット、 > > → > > "GNU B<locate> は従来の古いフォーマット、 > > 修正します。 > > > --- > > "The user to search non-network directories as, using B<su>(1). > > > > "ネットワーク以外のディレクトリを検索するユーザーを指定する。" > > "その際には B<su>(1) が利用される。 > > > > これは冗長ではないかと思います。 > > > > B<su>(1) を使用して、ネットワーク以外のディレクトリを検索するユーザーを指定する。 > > > > で良いのではないでしょうか。 > > 冗長とのご指摘ですが、冗長ではないですよね? > 冗長というと、まわりくどかったり不要な表現が含まれたり重複していたり、です。 > 論理に誤りはありません。端的に原義をなぞっていて冗長性はありません。 > > で、そのご指摘訳ですが、 > ここは旧訳の訳出姿勢が正しく、ご指摘訳は間違っていると思います。 > > ご指摘訳の「B<su>(1) を使用して」は、主語は誰ですか? > この表現では、主語がユーザーとなってしまいそうです。 > そう解釈されてしまうような訳は、適切ではありません。 > using の主語は当プログラム (updatedb) です。updatedb が > B<su>(1) を利用するのです。ご指摘訳の「B<su>(1) を使用して」 > は、そのように解釈できる文章になっていないと思います。 > > 旧訳をそのまま採用するつもりです。 > > --- > > Print a summary of the options to B<updatedb> and exit. > > > > B<updatedb> のオプションに関するまとめを表示して終了する。 > > > > まとめ→サマリ で良いのではないかと。 > > ここだけの指摘として判断すると、どちらでも良いようにも思います。 > > ただ他所において、summary file / detail file という対比的な > 用語が出てきたときがありました。 > 後者はたぶん揺らぐことなく「詳細ファイル」になるであろうと思います。 > その対比の中では summary の方は「概要ファイル」になると思います。 > > その状況を踏まえて考えると、 > ここは「まとめ」でもなく「サマリ」でもなく > 「概要」がふさわしいと思います。 > > 再訳 > B<updated> のオプションに関する概要を表示して終了する。 私も、この場合は「概要」を使うことが多いです。賛成です。 > > > --- > > Full documentation > > > > 充実したドキュメント > > > > 充実した→完全な > > 修正します。 > > 本音を言いますと「完全な」は full の訳として、 > 本当は違うのではないか、と感じています。 > full documentation の場合、「完全な」と訳すしか > 他によい訳がないと思い、そのようにするつもりでいます。 意訳ですが私は「詳しい」「詳細な」という言い方を使うこともあります。 full documentation は、マニュアルを書いている人が、全部の内容をカバーしようと しているという意思の現れ程度に受け止めています。 ご参考まで。