Javaで実装された分散キーバリューストア(KVS)です
Githubへ移行しました。 https://github.com/kobedigitallabo/okuyama
今後の更新はGithub上にて行います。 こちらにある過去リリース分はそのまま維持します。
[New - 機能改善]
[[リリース Ver 0.7.0 - (2010/06/27)]]
■MasterNodeを複数起動し冗長化した場合の自動エスカレーション機能を追加
従来からMasterNodeを複数で冗長化は出来たが、その場合MasterNode内にメインとなるノードが存在し、
残りのマスターノードはスレーブという扱いだった。
メインのノードがダウンした場合は、スレーブノードにアクセスすればデータの取得、登録、削除等全ての
クライアント操作は実行できたが、DataNodeの監視、データノードダウン後の起動時のデータリカバーは
スレーブMasterNodeだけでは実行されなかった。
その場合は、スレーブMasterNodeの内の1インスタンスのMasterNode.properties内の設定値
"MainMasterNodeMode"を"true"に変える必要があった。
今回の改修でメインMasterNodeがダウンした場合はスレーブMasterNode内から自動的に1インスタンスが
メインMasterNodeに昇格するように改修。
この改修によりMasterNode.propertiesに設定項目が追加され、従来の設定項目が使用可能ではあるが、推奨されなくなった。
●追加された項目は以下
・SystemConfigMode
説明) 設定情報を取得する場所(file or node)
設定情報を本ファイルを起動後も参照し続けるか、起動後は本ファイルを一度だけ参照し、
以後は、DataNodeに登録されている設定情報を参照するかを決定する
"file"の場合は本ファイルを参照する
"node"の場合はDataNodeを参照する
設定をしない場合は"node"となる
記述例)
SystemConfigMode=node
・MyNodeInfo=127.0.0.1:8888
説明) 自身の情報
自身のIPと起動ポート番号を":"区切りで記述
※使用を推奨
※この設定がない場合はメインMasterNodeの自動昇格機能が機能しない
記述例)
MyNodeInfo=127.0.0.1:8888
・MainMasterNodeInfo
説明) メインマスターノードの情報
起動時にメインMasterNodeとして認識するノードのIPとポート番号
自身がメインMasterNodeの場合は自身の情報を記述
※使用を推奨
記述例)
MainMasterNodeInfo=127.0.0.1:8888
・AllMasterNodeInfo
説明) 全てのマスターノードの情報
全てのマスターノードの情報"IP:PORT番号"フォーマットで","区切りで記述
自身の情報はMyNodeInfo設定の内容と同じであること
ここでの記述順でメインMasterNodeとして機能する
※使用を推奨
※この設定がない場合はメインMasterNodeの自動昇格機能が機能しない
記述例)
AllMasterNodeInfo=127.0.0.1:8888,127.0.0.1:8889,127.0.0.1:11211
●使用が推奨されなくなった項目
・MainMasterNodeMode
・SlaveMasterNodes
■MasterNodeが使用する設定情報をMasterNode.propertiesから参照するだけでなく、
DataNodeに設定情報を格納しそちらか参照するように改修
従来設定情報はMasterNode.propertiesからつねに参照していたが、設定情報をDataNodeに格納する
ように改修し、全MasterNodeが情報を共有するよに改修
ただし、起動時はDataNodeの情報が分からないため、MasterNode.propertiesから参照する
従来通り、MasterNode.propertiesのみで運用することも可能
この設定を変更するにはMasterNode.propertiesの以下の設定項目で変更出来る。
●追加された項目
・SystemConfigMode
説明) 設定情報を取得する場所(file or node)
設定情報を本ファイルを起動後も参照し続けるか、起動後は本ファイルを一度だけ参照し、
以後は、DataNodeに登録されている設定情報を参照するかを決定する
"file"の場合は本ファイルを参照する
"node"の場合はDataNodeを参照する
設定をしない場合は"node"となる
記述例)
SystemConfigMode=node
■okuyama管理Webコンソールアプリケーションを追加
稼働中のokuyamaの状況確認と設定の変更が出来るできるWebアプリを作成。
リリース物のexecOkuyamaManager.batを実行すると管理Webアプリが起動する。
URL : http://起動マシンのIP:10088/okuyamamgr
でアクセスできる。
※execOkuyamaManager.bat内で起動ポート番号(10088番)とWebアプリが情報を参照するMasterNodeのIP:PORTを","区切りで渡しています。
MasterNodeの情報はMasterNode.propertiesの設定情報"AllMasterNodeInfo"の内容と同様にしてください。