How to use phpRsync

画面
phpRsync - rsync の Web インターフェイス
概要
rsync コマンドをブラウザから GUI で操作するインターフェイスです。
dry run 、無視リスト、差分表示、単一ファイルの UNDO 、単一ファイルのみのコピーも備えています。
画面
以下の画面があります。
・処理を選択・実行する画面
・差分を表示する画面
操作
以下の操作があります。
・主な処理
・処理の登録
・無視リストの登録
・処理の選択
・オプションの変更
・dry run の実行
・処理の実行
・付属的な処理
・差分の表示
・単一ファイルの UNDO
・単一ファイルのみのコピー
主な処理
処理の登録
まず、 targets.txt に処理を記述することで、処理を登録します。
1 行に 1 個の処理を記述します。
ラベル名、オプション、同期元、同期先 の順で、カンマ区切りで記述してください。
オプション、同期元、同期先の記述の仕方は、 rsync コマンドを参照してください。
例: staging_to_production, -avu, ~/web/staging/, ~/web/
カンマの直後には、スペースを入れてもかまいません。
'#' から始まる行と、空白行は無視されます。
無視リストの登録
次に (必要であれば) 、 exclude_from ディレクトリ下に無視リストを登録します。
記述の仕方は rsync コマンドの --exclude-from オプションを参照してください。
(exclude_from 内の) 無視リストのファイル名はラベル名にあわせてください。
ラベルに対応する無視リストが存在しないときは、空のファイルが自動的に作成されます。
ラベル名を変更したときは、無視リストのファイル名も変更してください。
処理の選択
処理を選択する画面 (index.php) を開きます。
処理を選択する画面を開いたとき、targets.txt に記述した先頭の処理の dry run が自動で実行されます。
targets.txt に記述した処理の中からセレクトボックスで 1 個の処理を選択します。
セレクトボックスで 1 個の処理を選択したとき、選択した処理の dry run が自動で実行されます。
オプションの変更
exclude-from 、 delete 、 existing のオプションをチェックボックスで有効・無効化できます。
exclude-from オプションのみ、デフォルトで有効です。
オプションを変更したとき、 dry run が自動で実行されます。
オプションの内容は rsync コマンドを参照してください。
dry run の実行
dry run ボタンをクリックすることで、明示的に dry run を実行できます。
dry run は、同期元から同期先、同期先から同期元の両方が同時に行われます。
dry run の結果は赤い文字で表示されます。
処理の実行
rsync ボタンをクリックすることで (dry run ではない) rsync コマンドを実行します。
rsync の結果は青い文字で表示されます。
付属的な処理
付属的な処理は、 rsync コマンドの機能ではありません。
diff 、 scp 、 ssh コマンドを使用して処理を行います。
差分の表示
dry run の結果から 1 件をクリックすると、差分を表示する画面が開きます。
差分を表示する画面は Esc キーで閉じることができます。
内部で diff コマンドを使用しています。
同期元か同期先の片方がリモートホストの場合は、内部で ssh コマンドを使用します。
この場合、あらかじめ公開鍵の設定が必要です。
また、.ssh/config に StrictHoStrictHostKeyChecking必要です。
単一ファイルの UNDO
差分を表示する画面で、元へ戻すボタンをクリックすることで、
新しいタイプスタンプのファイルを、古いタイプスタンプのファイルで上書きします。
内部で scp コマンドを使用しています。
単一ファイルのみのコピー
差分を表示する画面で、このファイルだけコピーボタンをクリックすることで、
古いタイプスタンプのファイルを、新しいタイプスタンプのファイルで上書きします。
内部で scp コマンドを使用しています。