perl で動くPukiWikiクローン PyukiWikiがUTF-8ネイティブに対応しました。 テスター募集
2011-09-02 10:47 (by papu)

PukiWiki とほぼ互換性がある、wikiエンジンである、PyukiWikiが
ネイティブでのUTF-8に対応しました。

http://pyukiwiki.sourceforge.jp/

現状でのバージョンでは、まだ、0.2.0-alpha14 ではありますが、
PukiWikiとは違い以下のような機能を搭載しています。

・読み込むだけで自動実行して、関数を上書きする、拡張プラグイン Expluginを搭載
・管理者パスワードをJavaScriptで簡易暗号化をして、少しでもセキュリティーを
 守る機能を搭載
・IPV6に仮対応
・バックアップ機能にリモートホストのIPアドレス、及び、ホスト名を記録することに
 より、荒らし等に対処しやすい。
・管理者パスワード、凍結パスワード、添付パスワードを別々に設定できる。
・1つの全Wikiページではなく、Wikiページのパートごとの編集ができる。
・カウンターを最大365日保存することができる。その為、週間人気ページの表示や
 過去のアクセス数を閲覧することができる。
・従来版(非UTF-8版)では、Shift-JIS、EUC、UTF-8での出力に対応している。
 (ただし、UTF-8での出力には制限があります)
・標準版、開発版、コンパクト版があり、開発版以外では、
・PukiWikiで言う、pukiwiki.ini.php である、pyukiwiki.ini.cgi を、書き込み
 可能なディレクトリにWeb上で新たに設定を保存することができたり、
 容易にアップデートが可能である。
・PukiWiki Plus に搭載されている、言語別Wikiページ切り替え機能が、
 標準で搭載されている。(ExPluginを導入し、ディレクトリを作成するだけで
 使用可能です。)
 オフィシャルサイトがその機能を既に備えています。
 英語:http://pyukiwiki.sourceforge.jp/?cmd=lang&lang=en
 日本語:http://pyukiwiki.sourceforge.jp/?cmd=lang&lang=ja

 (もしくは、ブラウザー設定から一度日本語の表示を外して
  http://pyukiwiki.sourceforge.jp/ を閲覧してみて下さい。)

ただ、難点としては以下の通りです。
・PukiWikiや、オリジナル制作のNekyo氏の新たに作成された PyukiWiki Classic に
 比べ、非常に重い。
 現在のレンタルサーバー等の環境であれば、普通のTOPページ程度では、0.3秒程度で
 表示しますが、 sourceforge プロジェクトサーバーでは、それよりも時間が
 かかってします。
・トラックバック機能がない。
・完全なるアンチスパム機能がまだ未実装である。

等・・・

開発者である私も、複数の PyukiWikiサイトを運営しており、そのうち
3つをUTF-8版に変更したことで、今後不具合が出ても、対処できる体制を
取っています。

参考までに、-full 版、-compact 版は現在安定板以外では提供されていませんが、
開発版上で、*NIX上で以下のコマンドを実行することで、
リリースすることができます。

make release → ファイルだけを作成
make pkg → パッケージを作成 (p7zipが必要です)

開発に協力して頂ける方を募集しています。

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