Tetsuo Handa
from-****@I-lov*****
2007年 3月 26日 (月) 22:53:47 JST
熊猫です。 カーネルのフックの掛け忘れが無いかどうかをテストする方法について説明します。 自力でカーネルパッチを作成した場合のみ行う操作です。 テスト用プログラムは ccs-tools-\*.tar.gz の中の ccstools/kernel_test/ ディレクトリにあります。 ccs-tools-\*.tar.gz を /root/ に展開したと仮定すると、以下のようにして /etc/ccs/manager.txt に登録します。 cd /root/ccstools/kernel_test/ make -s all find /root/ccstools/kernel_test/ -type f -perm +100 >> /etc/ccs/manager.txt その後、 TOMOYO カーネルで再起動して、 root としてログインします。 あとは /root/ccstools/kernel_test/testall.sh を実行するだけです。 テストは数秒〜数十秒で終わります。 BUG という行が表示されなければフックの掛け忘れはありません。 テスト用プログラムはプロファイル 255 を利用します。 テスト用プログラムを実行後に savepolicy を実行すると use_profile 255 という行を含む /etc/ccs/domain_policy.txt が保存されてしまいます。 /etc/ccs/status.txt には 255- で始まる エントリが含まれていないと思うので、そのまま再起動しようとすると 「Profile 255 (used by 'テスト用プログラムの動作するドメイン名') not defined.」 というメッセージが表示されてカーネルパニックになり停止してしまいます。そのような状況になってしまった場合は、 /.init のプロンプトで disabled と入力してから Enter キーを押せば起動できます。 http://kumaneko-sakura.sblo.jp/article/2965101.html