Naohiro Aota
nao.a****@gmail*****
2008年 4月 5日 (土) 01:35:36 JST
原田さん、熊猫さん、お返事ありがとうございます。 Toshiharu Harada <harad****@nttda*****> writes: >> 今のところ Gentoo 用の ebuild は日本ローカルの package 置場である >> portagejp に置かれています。 しかし、この portagejp は、現在あまりメンテ >> ナンスが行き届いていません。 具体的にはpackage の妥当性を確認するための >> Manifest ファイルを生成してくれなかったり、今はもうインストールができない >> package (vanillaを gentoo-sources にするためのパッチがすでに消されている >> ためです) が残っていたりします。 そのため手動で digest 生成を行なわないと >> インストールができず、妥当性の確認が全くできない状態です。 セキュリティに >> 関するものでこういうことになっているのはあまりよろしくないと思います。と >> いうことで、 TOMOYO のスペースで ebuild を提供していただくことはできませ >> んでしょうか? スペースさえ可能で開発者の皆様がよろしければ、私が Gentoo >> 用の ebuild のメンテナンスをしてみようとも思っております。 ご検討いただけ >> ましたら幸いです。 > > ディストリビューションにはそれぞれの手順と流儀がありますから、 > ディストリビューション向けのパッケージについては、それぞれの > 開発者の方々にパッケージを作っていただくのがベストと思っています。 > 現在、Debianではやまねさん、Ubuntu-jpではhitoさんにそれぞれご支援 > いただいていますが、Gentooについてご対応いただければ > 大変ありがたいです。 > > 具体的方法についてですが、SourceForge.jpのtomoyoプロジェクトの > メンバーに参加いただけばファイルのアップロード、repositoryの > 修正ができるようになり、ebuildやその情報を更新いただくことが > 可能になります。メンバーに参加いただく手順や概要については、 > 下記wikiに記載されていますので、ご不明な点があればご遠慮なく > おたずねください。 わかりました。 ebuild の提供方法などに問題がなければ、参加させていただき ます。 Toshiharu Harada <harad****@nttda*****> writes: > editpolicyの色の設定について意見を書きます。 > > On 4/4/2008 2:22 PM, Naohiro Aota wrote: >>> (1) 1.5.x では環境変数 EDITPOLICY_COLORS を指定することで >>> 表示色をカスタマイズできるようになっていましたが、 >>> 1.6.0 では設定ファイル /usr/lib/ccs/ccstools.conf で >>> 指定するようになっています。 >> >> この設定ファイルは /etc/ccs にあったほうが慣習的にいいように思うのですが >> そうはできないのでしょうか? > > /etc/ccsの配下に置かれているconfファイルはTOMOYO Linux(カーネル) > 自体の動作に関わるものですが、editpolicyの色の表示については > 個人的な好みですから意味(重要度)は異なります。/etc/ccs > については極力重要なものしか置かないほうが良いように思います。 > > /usr/lib/ccs/ccstools.conf については、システムグローバルの > 設定になるわけですが、個人的には $HOME/.ccstoolsrc のほうが > 私は好きです。 なるほど。 ぼくも $HOME/.ccstoolsrc もいいように思います。こうしておけば、 例えば tomoyo-gui もこのファイルを解するようになってAさんが alpha サーバ の TOMOYO を Bさんが、 betaサーバの TOMOYO をそれぞれ tomoyo-gui を使って いじる、なんて時にも使えるようになるかもしれませんよね ;-) from-****@i-lov***** writes: > 熊猫です。 > > 4/1に Gentoo 2008.0_beta1 が登場したようなので早速インストール > してみました。 emerge-webrsync してみた結果、 Gentoo 2007.0 と同じファイル > ( portage-20080403.tar.bz2 )をダウンロードしていました。 > どうやら、 Gentoo 2007.0 と Gentoo 2008.0 では同一のカーネルソースを > 使うことになるみたいですね。 Gentoo のリリースは、あくまでもその時点のスナップショットといった感じで、 emerge してしまえばどれをインストールしても同じものになりますよ。なので、 他のディストリビューションのようにアップグレードはほとんど必要ありません。 (せいぜい、 /etc/make.profile のリンク先を貼りかえるくらいですね。) >> この設定ファイルは /etc/ccs にあったほうが慣習的にいいように思うのですが >> そうはできないのでしょうか? > > TOMOYO-dev で議論されたのですが、 / パーティションに置くファイルは最小限に > すべきという意見があり、システムの起動時に必要となるポリシーローダと > ポリシーファイルはそれぞれ /sbin/ と /etc/ccs/ に置き、ポリシーエディタなど > システムの起動時には必要としないファイルは /usr/ パーティションである > /usr/lib/ccs/ に置くということになりました。 > ポリシーエディタ用の設定ファイルはシステム起動時には必要ないので、 > / パーティションである /etc/ccs/ に置かなければいけないという理由はありません。 > また、昔は /root/security/ にあったポリシーファイル置き場を /etc/ccs/ に > 移動させたという経緯により、 /etc/ccs/ にはポリシーファイルだけを置くという > 使い方をしてきました。そのため、熊猫としてはポリシーファイル置き場である > /etc/ccs/ に(ポリシーを編集するためのプログラムであるとは言っても) > ポリシーファイルではない設定ファイルを置くのに違和感を感じたので、 > プログラムと同じ場所( /usr/lib/ccs/ )に置くことにしました。 > ユーザのホームディレクトリ以下の方が良いという意見もありますが、 > ポリシーの編集を複数人で行うことはないでしょうから、 > 熊猫はホームディレクトリ以下である必要性を感じていません。 > > 技術的には /usr/lib/ccs/ccstools.conf から /etc/ccs/ccstools.conf に > 変更することは簡単です。 おっと、 TOMOYO-dev は一応読んではいたのですが見おとしていたようです、す みません。 そういう背景があったのですね。 実はこの疑問は ebuild を作っている時につまってしまったことから生まれまし た。多くのディストリビューションでは設定ファイルが編集されていれば、パッ ケージの更新によってそれが上書きされないようになっています。ところが、 Gentoo ではこの機能は基本的に /etc 以下のファイルにしか適用されないらしく、 /usr/lib/ccs/ccstools.conf が常に上書きされてしまいます。(他のディレクト リ以下のファイルにも適用できている例もあるにはあるのですが、どうにもその 方法がわかりません…) 他のディストリビューションではこのような問題は起こっ ていないのでしょうか? >> 今のところ Gentoo 用の ebuild は日本ローカルの package 置場である >> portagejp に置かれています。 しかし、この portagejp は、現在あまりメンテ >> ナンスが行き届いていません。 具体的にはpackage の妥当性を確認するための >> Manifest ファイルを生成してくれなかったり、今はもうインストールができない >> package (vanillaを gentoo-sources にするためのパッチがすでに消されている >> ためです) が残っていたりします。 そのため手動で digest 生成を行なわないと >> インストールができず、妥当性の確認が全くできない状態です。 セキュリティに >> 関するものでこういうことになっているのはあまりよろしくないと思います。と >> いうことで、 TOMOYO のスペースで ebuild を提供していただくことはできませ >> んでしょうか? スペースさえ可能で開発者の皆様がよろしければ、私が Gentoo >> 用の ebuild のメンテナンスをしてみようとも思っております。 ご検討いただけ >> ましたら幸いです。 > > ebuild を提供するのには何が必要になりますでしょうか? > ディスクスペースはどれくらい消費しますか? > こちらも共有サーバのディスクスペースを無料でお借りしているという立場なので > 数十GBとか消費するものは置きたくないですが、数KB程度のファイル群であれば > http://tomoyo.sourceforge.jp/ 以下に ebuild 用のディレクトリを作成することは > 可能だと思います。 一般に Gentoo では本家以外の ebuild を使うのに layman という仕組みを使い ます。この layman がサポートしているもので、 sourceforge 上でも使えるもの は Subversion と tar の2つです。Subversion なら SVN リポジトリを使うこと に、 tar ならば http://tomoyo.sourceforge.jp/ 以下に *.tar.gz ファイルを 置くことになると思います。個人的には Subversion のほうが更新が楽そうだと は思いますが、 tar のほうでも全く構いません。 ディスクスペースに関しては、他のディストリビューションと違いビルド方法と その checksum (と入れるならば ChangeLog)だけを保持しますから定期的に古い ものを削除していけば 100KB もいかないと思います。 参考までに現在私のコン ピュータに入っている TOMOYO 用の ebuild 群の一覧と容量を以下に示します。 % find sys-kernel/ccs-sources/ sys-apps/ccs-tools/ sys-kernel/ccs-sources/ sys-kernel/ccs-sources/Manifest sys-kernel/ccs-sources/ccs-sources-2.6.23-r1.ebuild sys-kernel/ccs-sources/ccs-sources-2.6.23.ebuild sys-kernel/ccs-sources/ccs-sources-2.6.24.ebuild sys-apps/ccs-tools/ sys-apps/ccs-tools/Manifest sys-apps/ccs-tools/ccs-tools-1.0_p20051111.ebuild sys-apps/ccs-tools/ccs-tools-1.5.3_p20080131-r1.ebuild sys-apps/ccs-tools/ccs-tools-1.5.3_p20080131.ebuild sys-apps/ccs-tools/ccs-tools-1.6.0_p20080401.ebuild % du -chs sys-kernel/ccs-sources/ sys-apps/ccs-tools/ 20K sys-kernel/ccs-sources/ 24K sys-apps/ccs-tools/ 44K 合計 -- 青田