[Ultramonkey-l7-users 547] Re: https通信時の設定、動作について

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中野 宏朗 nakan****@nttco*****
2013年 3月 26日 (火) 13:23:07 JST


中野@幕張です。
こんにちは。

UltraMonkey-L7の設定としては、雲雀さんの回答どおりです。
maxconnを越えた時はsorryserverに接続にいくフラグを立てるように
なっているので、maxconnのみだとうまく動かないですね。

(2013/03/26 6:29), s.maru885 wrote:
> お世話になっております。
> 丸水です。
> 
> 本件に関連して質問させて頂きます。
> 
> 現在、HTTPSにて最大同時接続数(接続数の上限値)を設定し、
> 以下の様な動作をさせたいと考えております。
> 
> (1)最大同時接続数の制限
> (2)最大同時接続数を超えた状態でアクセスした場合、
>     即時エラー(またはSorry)を返す
> 
> HTTPS通信時に上記の動作を実現することは可能でしょうか。
> 
> HTTPであれば、maxconn、sorryserverを設定することで
> 上記動作は可能かと思いますが、
> HTTPSですと、sorryserverが対応していないとのことで、
> 想定通りに動作しなかったため、質問させて頂きました。
> 
> 以下にこちらで検証した内容とそのときの設定(一部抜粋)を記載します。
> 
> ■maxconn、sorryserverを設定
>    設定:
>       l7vs.cf
>          session_thread_pool_size=100
>       l7directord.cf
>          maxconn=3
>          sorryserver=172.16.210.128:443
>    動作:
>       (1)は満たすが、(2)が動作しない
>       UltraMonkeyでキューイングしているような動作をしており、
>       最大同時接続数を超えている場合、応答待ちとなり、
>       最大同時接続数を下回った後にリアルサーバに振り分けて
>       応答を返す。

UltraMonkey-L7がキューイング(非同期処理)をやっているというのも
ありますが、TCPネットワークの仕様として、「パケット応答がない
場合はパケットを再送する」という原則があります。
再送間隔と再送し続ける期間は可変ですが、かなり長いです。

この場合、以下のようなシーケンスだと思います。

1. 超えたときに送ったパケットはUltraMonkeyでHTTPヘッダが解釈できず、
無応答となる。
2. 応答がないので、クライアントは該当セッションのパケットを送り続ける。
3. maxconnを下回ったとき、UltraMonkeyはsorryserver接続ではなく通常
リアルサーバへの振り分けをする。
4. その時送った再送パケットはリアルサーバに到達し、応答が返る。

> ■maxconnのみを設定
>    設定:
>       l7vs.cf
>         session_thread_pool_size=100
>       l7directord.cf
>         maxconn=3
>         #sorryserver=172.16.210.128:443
>    動作:
>       UltraMonkeyを起動してもmaxconnの設定が反映されず、
>       maxconnは0のまま
>       →sorryserverを設定しないとmaxconnは有効にならない。

これは最初にいったとおりで、雲雀さんの設定で逃げるしかないです。

> ■session_thread_pool_sizeで制限
>    設定:
>       l7vs.cf
>         session_thread_pool_size=3
>       l7directord.cf
>         #maxconn=3
>         #sorryserver=172.16.210.128:443
>    動作:
>       (1)は満たすが、(2)が動作しない
>       UltraMonkeyでキューイングしているような動作をしており、
>       最大同時接続数を超えている場合、応答待ちとなり、
>       最大同時接続数を下回った後にリアルサーバに振り分けて
>       応答を返す。
>    備考:
>       通常、session_thread_pool_sizeで最大同時接続数を
>       制限するようなことはしないかと思いますが、試しに確認しました。

この場合も、最初と同じですね。
session_thread_pool_size以上の接続が同時に来ると、listenしている
ソケットの数が足りないのでTCPレベルで無応答になります。
空きソケットが出来るまで、再送を繰り返すことになります。
これはTCPの仕様どおりですね。

> 似たような問題が発生した方、解決方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、
> ご教示頂けると幸いです。

UltraMonkeyでFIN返すか、HTTPなどのアプリケーション層エラー組み立てて返す機能を
追加するくらいしかないです。
つまり、今現在はその機能はありません。sorryサーバにすべてを任せるように
なっています。
が、なぜかsorryサーバ転送前にHTTPヘッダを解釈しようとするという・・・

# 任せるなら余計なことせずに丸投げすればいいのに。

機能追加はリリースタイミング的にかなり後になりそうなので、いまは
存在しないsorryサーバの設定で回避してみてください。

> 2013年3月7日 22:21 s.maru885 <s.mar****@gmail*****>:
>> 中野様、雲雀様
>>
>> お世話になっております。
>> 丸水です。
>>
>>> Sorryサーバですが、現在HTTPのみの対応となっております。
>>> HTTPSを利用される際には、fallback機能を利用されることをお勧めします。
>> HTTPのみの対応であること承知いたしました。
>> 通信の種類に合わせてSorryとfallbackを使い分けていきたいと思います。
>>
>>> sslconfigfile設定時の動作としては、UM-L7でSSL通信を終端させるため、
>>> UltraMonkey-リアルサーバ間はhttp通信となります。
>> UltraMonkey-リアルサーバ間がhttp通信になること承知致しました。
>>
>>
>> この度は、早々のご回答、誠に有難うございました。
>> お陰様で不明な点を解消することができました。
>> 厚く御礼申し上げます。
>>
>>
>> それでは、今後とも宜しくお願い致します。
>>
>> 2013年3月7日 10:35 Hibari Michiro <hibar****@lab*****>:
>>>
>>> 丸水様
>>>
>>> 初めまして。雲雀と申します。
>>>
>>>> ■質問内容
>>>> 1) https通信時のSorryサーバへの振り分けについて
>>>> httpsで通信する場合、仮想サービスがSorry状態となった際に
>>>> Sorryサーバに振り分けられますでしょうか。
>>> Sorryサーバですが、現在HTTPのみの対応となっております。
>>>
>>> おそらくですが、Sorryサーバ機能では、Sorryサーバ接続時に
>>> URLを加工する処理等が含まれているので、暗号化通信だと
>>> 上手くいかないようです。
>>>
>>> HTTPSを利用される際には、fallback機能を利用されることをお勧めします。
>>>
>>>>
>>>> 2) sslconfigfile設定時の動作について
>>>> sslconfigfile設定時の動作についてご教示頂けますでしょうか。
>>>> (1)UltraMonkey-リアルサーバ:http通信
>>>> →リアルサーバへの振り分けは正常に行われる。
>>>> (2)UltraMonkey-リアルサーバ:https通信
>>>> →リアルサーバからHTTPステータスレコード『400 Bad Request』が返ってくる。
>>>> (2)の動作が仕様として、正しい動作なのかご教示頂けますでしょうか。
>>> (2)は仕様通りの動作となります。
>>> sslconfigfile設定時の動作としては、UM-L7でSSL通信を終端させるため、
>>> UltraMonkey-リアルサーバ間はhttp通信となります。
>>>
>>> 以上、宜しくお願いいたします。
>>>
>>> (2013/03/07 4:36), s.maru885 wrote:
>>>> はじめまして、丸水と申します。
>>>>
>>>> 長文にて失礼致します。
>>>> 現在、下記の構成にて、UltraMonkey-l7を使用したLBサーバの設定を行なっております。
>>>> https通信時の設定、動作について2点解らない箇所がございましたので、
>>>> 質問させて頂きます。
>>>>
>>>> ■環境構成
>>>> LB(UltraMonkey)×1
>>>> OS:CentOS 6.3 x86_64
>>>> カーネル:2.6.32-279.el6.x86_64
>>>> UltraMonkey:ultramonkeyl7-3.0.4-3.el6.x86_64
>>>> APサーバ×3(リアルサーバ)、Sorryサーバ×1
>>>> OS:CentOS 6.3 x86_64
>>>> カーネル:2.6.32-279.el6.x86_64
>>>> Web:httpd-2.2.15-15.el6.centos.1.x86_64
>>>> mod_ssl-2.2.15-15.el6.centos.1.x86_64
>>>> openssl-1.0.0-20.el6_2.5.x86_64
>>>> 接続クライアント×1
>>>> OS:CentOS 6.3 x86_64
>>>> カーネル:2.6.32-279.el6.x86_64
>>>> ブラウザ等:Mozilla Firefox 10.0.5、curl 7.19.7
>>>>
>>>> ■質問内容
>>>> 1) https通信時のSorryサーバへの振り分けについて
>>>> httpsで通信する場合、仮想サービスがSorry状態となった際に
>>>> Sorryサーバに振り分けられますでしょうか。
>>>> 仮想サービス、各リアルサーバ、Sorryサーバのポート番号を443に設定し、
>>>> Sorry状態(リアルサーバダウン)で仮想サービスにhttpsでアクセスすると
>>>> Sorryサーバに振り分けられ、クライアントに応答が返るものと
>>>> 想定しておりましたが、想定した動作とならなかったため、質問させて頂きました。
>>>> ※設定については【検証】(1)を参照
>>>>
>>>> 以下にこちらで検証した内容とそのときの設定(一部抜粋)を記載します。
>>>> 設定不備等ございましたら、ご指摘頂ければと存じます。
>>>> 【検証】
>>>> (1)仮想サービス、各リアルサーバ、Sorryサーバのポートを443に設定し、
>>>> https通信を振り分けられるか確認
>>>> →リアルサーバへの振り分けは正常に行われたが、
>>>> リアルサーバ全ダウン時のSorryサーバへの振り分けは失敗。
>>>> 172.16.210.125:443 <http://172.16.210.125:443> 振り分けOK
>>>> 172.16.210.126:443 <http://172.16.210.126:443> 振り分けOK
>>>> 172.16.210.127:443 <http://172.16.210.127:443> 振り分けOK
>>>>
>>>> 172.16.210.128:443 <http://172.16.210.128:443> リアルサーバ全ダウン時、振り分けNG
>>>> 設定:
>>>> virtual = 172.16.210.105:443 <http://172.16.210.105:443>
>>>> real = 172.16.210.125:443 <http://172.16.210.125:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.126:443 <http://172.16.210.126:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.127:443 <http://172.16.210.127:443> masq 1
>>>> module = sessionless
>>>> scheduler = rr
>>>> sorryserver = 172.16.210.128:443 <http://172.16.210.128:443>
>>>> テスト時の接続URL:
>>>> https://172.16.210.105/
>>>> 備考:
>>>> 下記の設定のようにリアルサーバ1台(172.16.210.125)と
>>>> Sorryサーバ(172.16.210.128)を設定上入れ替えて動作を確認しましたが、
>>>> リアルサーバへの振り分けは172.16.210.128も含め、正常に行われ、
>>>> リアルサーバ全ダウン時のSorryサーバ(172.16.210.125)への
>>>> 振り分けは失敗しました。
>>>> virtual = 172.16.210.105:443 <http://172.16.210.105:443>
>>>> real = 172.16.210.126:443 <http://172.16.210.126:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.127:443 <http://172.16.210.127:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.128:443 <http://172.16.210.128:443> masq 1 #元々はSorryサーバ
>>>> module = sessionless
>>>> scheduler = rr
>>>> sorryserver = 172.16.210.125:443 <http://172.16.210.125:443> #元々はリアルサーバ
>>>> テスト時の接続URL:
>>>> https://172.16.210.105/
>>>>
>>>> (2)https通信以外の動作を確認するため、
>>>> 仮想サービス、各リアルサーバ、Sorryサーバのポートを80に設定し、
>>>> http通信を振り分けられるか確認
>>>> →リアルサーバへの振り分けは正常に行われ、
>>>> リアルサーバ全ダウン時のSorryサーバへの振り分けも正常に行われた。
>>>> 172.16.210.125:80 <http://172.16.210.125:80> 振り分けOK
>>>> 172.16.210.126:80 <http://172.16.210.126:80> 振り分けOK
>>>> 172.16.210.127:80 <http://172.16.210.127:80> 振り分けOK
>>>>
>>>> 172.16.210.128:80 <http://172.16.210.128:80> リアルサーバ全ダウン時、振り分けOK
>>>> 設定:
>>>> virtual = 172.16.210.105:80 <http://172.16.210.105:80>
>>>> real = 172.16.210.125:80 <http://172.16.210.125:80> masq 1
>>>> real = 172.16.210.126:80 <http://172.16.210.126:80> masq 1
>>>> real = 172.16.210.127:80 <http://172.16.210.127:80> masq 1
>>>> module = sessionless
>>>> scheduler = rr
>>>> sorryserver = 172.16.210.128:80 <http://172.16.210.128:80>
>>>> テスト時の接続URL:
>>>> http://172.16.210.105/
>>>>
>>>> (3)仮想サービス、各リアルサーバのポートを443、
>>>> Sorryサーバのポートを80に設定し、https通信を振り分けられるか確認
>>>> →リアルサーバへの振り分けは正常に行われたが、
>>>> リアルサーバ全ダウン時のSorryサーバへの振り分けは失敗。
>>>> ただし、http://172.16.210.105:443/(http <http://172.16.210.105:443/%28http>通 信)でアクセスしたところ、
>>>> Sorryサーバへの振り分けは正常に行われた。
>>>> 172.16.210.125:443 <http://172.16.210.125:443> 振り分けOK
>>>> 172.16.210.126:443 <http://172.16.210.126:443> 振り分けOK
>>>> 172.16.210.127:443 <http://172.16.210.127:443> 振り分けOK
>>>>
>>>> 172.16.210.128:80 <http://172.16.210.128:80> リアルサーバ全ダウン時、振り分けNG
>>>> (https://172.16.210.105/)
>>>> 172.16.210.128:80 <http://172.16.210.128:80> リアルサーバ全ダウン時、振り分けNG
>>>> (http://172.16.210.105:443/)
>>>> 設定:
>>>> virtual = 172.16.210.105:443 <http://172.16.210.105:443>
>>>> real = 172.16.210.125:443 <http://172.16.210.125:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.126:443 <http://172.16.210.126:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.127:443 <http://172.16.210.127:443> masq 1
>>>> module = sessionless
>>>> scheduler = rr
>>>> sorryserver = 172.16.210.128:80 <http://172.16.210.128:80>
>>>> テスト時の接続URL:
>>>> https://172.16.210.105/
>>>>
>>>>
>>>> 2) sslconfigfile設定時の動作について
>>>> sslconfigfile設定時の動作についてご教示頂けますでしょうか。
>>>> UltraMonkey-L7 管理者マニュアル v3.2を確認しましたところ、
>>>> sslconfigfileについて以下の様な記載がございました。
>>>> 『VirtualService が Clientとの通信の際に SSL 通信を行う場合、
>>>> SSL設定ファイルのパスを指定する。』
>>>> 上記を踏まえ、
>>>> クライアント-UltraMonkey間の通信はhttps
>>>> UltraMonkey-リアルサーバ間の通信はhttp,httpsの2パターンで試しましたところ、
>>>> 以下の様な動作となりました。
>>>> (1)UltraMonkey-リアルサーバ:http通信
>>>> →リアルサーバへの振り分けは正常に行われる。
>>>> (2)UltraMonkey-リアルサーバ:https通信
>>>> →リアルサーバからHTTPステータスレコード『400 Bad Request』が返ってくる。
>>>> (2)の動作が仕様として、正しい動作なのかご教示頂けますでしょうか。
>>>> 外部(クライアント-UltraMonkey)はセキュリティの高いhttps、
>>>> 内部(UltraMonkey-APサーバ)は負荷が低い速度の速いhttp
>>>> と考えると正しい動作なのではないかと考えております。
>>>>
>>>> 以下にこちらで検証した内容とそのときの設定(一部抜粋)を記載します。
>>>> 設定不備等ございましたら、ご指摘頂ければと存じます。
>>>> 【設定】
>>>> (1)UltraMonkey-リアルサーバ:http通信
>>>> virtual = 172.16.210.105:443 <http://172.16.210.105:443>
>>>> real = 172.16.210.125:80 <http://172.16.210.125:80> masq 1
>>>> real = 172.16.210.126:80 <http://172.16.210.126:80> masq 1
>>>> real = 172.16.210.127:80 <http://172.16.210.127:80> masq 1
>>>> module = sessionless
>>>> scheduler = rr
>>>> sorryserver = 172.16.210.128:80 <http://172.16.210.128:80>
>>>> テスト時の接続URL:
>>>> https://172.16.210.105/
>>>> (2)UltraMonkey-リアルサーバ:https通信
>>>> virtual = 172.16.210.105:443 <http://172.16.210.105:443>
>>>> real = 172.16.210.125:443 <http://172.16.210.125:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.126:443 <http://172.16.210.126:443> masq 1
>>>> real = 172.16.210.127:443 <http://172.16.210.127:443> masq 1
>>>> module = sessionless
>>>> scheduler = rr
>>>> sorryserver = 172.16.210.128:443 <http://172.16.210.128:443>
>>>> テスト時の接続URL:
>>>> https://172.16.210.105/
>>>>
>>>> 似たような問題が発生した方、解決方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、
>>>> ご教示頂けると幸いです。
>>>>
>>>>
>>>> _______________________________________________
>>>> Ultramonkey-l7-users mailing list
>>>> Ultra****@lists*****
>>>> http://lists.sourceforge.jp/mailman/listinfo/ultramonkey-l7-users
>>>
>>>
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>>> 雲雀 路朗 (Michiro Hibari)
>>> MAIL:  hibar****@lab*****
>>> 所属:  NTT OSSセンタ 基盤技術ユニット 高信頼担当
>>> TEL : 03-5860-5135 / FAX: 03-5463-5490
>>>
>>> _______________________________________________
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> 
> _______________________________________________
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> 
> 

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