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翻訳ドキュメント管理用


File Info

Rev. dd7186a980bfb1682fe426166be6138e5eb05a3d
Tamanho 8,402 bytes
Hora 2021-06-28 20:17:43
Autor matsuand
Mensagem de Log

admin/po4a/getdraft.perl: Update a specific process only for jamanfile.

Content

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翻訳の指針
==========

この文章は JM Project における man page 翻訳作業に関する指針です。 翻訳者のみなさんには余計な手間になるとは思いますが、 より良い日本語マニュアルを作成するためにご協力ください。

マニュアル本文のフォーマットについて
====================================

本来のフォーマットや著作権を尊重するために、一次配布フォーマットは roff 形式を採用します。
また roff での作業が困難である場合には、 その旨を JM-ML まで連絡してください。他に roff 化のボランティアを募集します。

全体としての文体の統一のため、 特に理由がなければ常体 (「である」調) を用いてください。 マニュアルページの語尾としては、

.. code-block:: none

   「〜だ。」
   「〜である。」
   「〜する。」
   「〜できる。」
   「〜となる。」

などを使用してください。

句読点は「、」および「。」を使用してください。ただし、英単語や英文の 部分の区切りには「,」「.」を用いてもかまいません。

原文のコメント化
================

校正作業や改版作業の便宜を図るため、できれば原文をコメントで残しておいてください。
ただし「原文に元からあったコメント」と区別するため、「.\"O」という形式のコメントとしてください (O はアルファベット o の大文字)。
登録システムは、リリース版を作成するときに このコメントを自動的に除去します。

コメント化には以下のような内容の awk スクリプト を用いると良いでしょう。

.. code-block:: none

   #!/usr/bin/awk -f
   {
           if ($0 ~ /^\.\\"/) {
                   print
           } else {
                   printf(".\\\"O %s\n", $0)
           }
   }

これをオリジナルの roff ファイルに対して

.. code-block:: none

   awk -f commentate.awk ar.1 > ar.1.draft

のように用い、 ``ar.1.draft`` に対して作業をします。

以上の作業では原文はすべてコメントアウトされてしまいますが、 .TH 行や .TP 行のように、
そのまま翻訳版にも残しておきたい行もあると思います。
このような行を元に戻す作業には vi を用いるのが楽でしょう。 vim 系なら作業ディレクトリに

.. code-block:: none

   map ^T 5xj

というような内容の .vimrc ファイルを置いておきます (^T は Ctrl-T です)。
コメント化した roff ファイルを vi で開き、アンコメントしたい行の先頭で Ctrl-T を打てば、次々に取っていけます。
失敗した場合は u で undo。

著作権表示について
==================

roff 形式において roff のコメントとして書かれている著作権表示は、英文のまま残してください。
さらにその後にコメントとして、英文で翻訳者の著作権表示を加えてください。
翻訳者の権利表示の例を以下に示します。

.. code-block:: none

   .\"
   .\" Japanese Version Copyright (c) 1996 HANATAKA Shinya
   .\"         all rights reserved.
   .\" Translated Wed Nov 20 17:42:39 JST 1996
   .\"         by HANATAKA Shinya

本文 (man コマンドの整形結果で見える部分) に著作権表示がある場合には、 それも原文のまま残してください。

原文に著作権表示が含まれていない場合には、 個別対応になると思いますので JM-ML で相談してください。

GNU のマニュアルページにはマニュアルページ中に著作権表示のないもの がありますが、その場合、上記の翻訳版著作権に加えて、以下の文をマニュ アルの先頭に付加してください。

.. code-block:: none

   .\"   Copyright (C) 1994-1999 Free Software Foundation, Inc.
   .\"
   .\"   Permission is granted to make and distribute verbatim copies of
   .\"this
   .\"manual provided the copyright notice and this permission notice are
   .\"preserved on all copies.
   .\"
   .\"   Permission is granted to copy and distribute modified versions of
   .\"this manual under the conditions for verbatim copying, provided that
   .\"the entire resulting derived work is distributed under the terms of a
   .\"permission notice identical to this one.
   .\"
   .\"   Permission is granted to copy and distribute translations of this
   .\"manual into another language, under the above conditions for modified
   .\"versions, except that this permission notice may be stated in a
   .\"translation approved by the Foundation.
   .\"

特殊用語の翻訳について
======================

特殊用語の翻訳は以下の方針に従ってください。

* コマンド名、関数名、引き数名などは翻訳せず、 アルファベットのままで記述する。
* 英文との相互参照や用語の統一を簡単にするために、 専門用語を翻訳する場合には、 訳語の後ろにかっこつきで原語を併記してください。

  .. code-block:: none

     共有メモリ(shared memory)

* 専門用語は無理に日本語にせずカタカナ表記を使用する。

  .. code-block:: none

     × 記述子 (descriptor)
     ○ ディスクリプター (descriptor)
  
マニュアル間での訳語の統一を行うために、 できれば専門用語について単語リストを作成してください。 単語リストは、それぞれのマニュアルページの頭に 以下のような roffのコメント形式で埋め込んでください。

.. code-block:: none

   .\"WORD:        effective uid           実効ユーザーID
   .\"WORD:        out-of-band             帯域外
   .\"WORD:        physical address        物理アドレス
   .\"WORD:        signal                  シグナル

音引きについて
==============

片仮名語の語尾の音引き(ー)には以下の方針を用いてください。

* 既に日本語になっているものについてはそれを用いる。
* できるだけ原語の発音に近い表現を用いる。

  .. code-block:: none

     ×メモリー(memory)
     ○メモリ(memory)

* それ以外の場合に語尾の音引きは省略しない。

  .. code-block:: none

     ×コンパイラ(compiler)
     ○コンパイラー(compiler)

セクション名について
====================

セクション名については以下のものを使用してください。

.. code-block:: none

   ACKNOWLEDGEMENTS        謝辞
   ARGUMENTS               引き数
   AUTHOR                  著者 or 作者
   AUTHORS                 著者 or 作者
   BUGS                    バグ
   CAVEATS                 警告
   COMMAND LINE OPTIONS    オプション or コマンドラインオプション
   COMPATIBILITY           互換性
   CONFORMING TO           準拠
   CONFORMS TO             準拠
   COPYING                 著作権
   COPYRIGHT               著作権
   DESCRIPTION             説明
   DIAGNOSTICS             返り値
   ENVIRONMENT             環境変数
   ENVIRONMENT VARIABLES   環境変数
   ERROR                   エラー
   ERRORS                  エラー
   EXAMPLE                 例
   EXAMPLES                例
   EXIT CODES              返り値
   EXTENSION               拡張
   EXTENSIONS              拡張
   FILES                   ファイル
   FLAGS                   フラグ
   HISTORY                 履歴 (or 歴史)
   KEYWORDS                キーワード
   LIMITATIONS             制限
   NAME                    名前
   NOTE                    注意
   NOTES                   注意
   OPTION                  オプション
   OPTIONS                 オプション
   PARAMETERS              引き数
   PORTABILITY             移植性
   RESTRICTIONS            制限
   RETURN VALUE            返り値
   SEE ALSO                関連項目
   SOLICITATION            要請
   STANDARDS               標準 (or 準拠)
   SYNOPSIS                書式
   SYNTAX                  書式
   VERSION                 バージョン
   WARNING                 警告
   WARNINGS                警告