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Revisão | 524a41a97aaad75e56b65cf80cc1d01e7f5a345f (tree) |
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Hora | 2021-07-01 01:16:36 |
Autor | Akihiro Motoki <amotoki@gmai...> |
Commiter | Akihiro Motoki |
LDP: Translate fifo.7
Also fixed an issue reported in [JM:01270] and [JM:01422]
@@ -22,28 +22,26 @@ | ||
22 | 22 | .\" |
23 | 23 | .TH FIFO 7 " 2017\-11\-26" Linux "Linux Programmer's Manual" |
24 | 24 | .SH 名前 |
25 | -fifo \- 先入先出特殊ファイル、名前付きパイプ | |
25 | +fifo \- FIFO 特殊ファイル、名前付きパイプ | |
26 | 26 | .SH 説明 |
27 | -FIFO 特殊ファイル(名前付きパイプ)はパイプに似ているが、 ファイルシステムの一部に関連付けられている点が異っている。 | |
28 | -複数のプロセスが読み込みや書き込みのためにオープンすること ができる。プロセスが FIFO を通しデータを交換する場合、 | |
29 | -実際にそれをファイルシステムには書き込まず、カーネルは全ての データを内部的に渡す。このように、FIFO 特殊ファイルはファイルシステム | |
30 | -上には内容を持たないので、ファイルシステムのエントリーは プロセスがそのファイルシステム上の名前を使用してそのパイプに | |
31 | -アクセスできるように参照ポイントを提供しているに過ぎない。 | |
27 | +FIFO 特殊ファイル (名前付きパイプ) はパイプに似ているが、 FIFO | |
28 | +はファイルシステムの一部に関連付けられている点が異なる。複数のプロセスが読み込みや書き込みのために FIFO をオープンすることができる。プロセスが | |
29 | +FIFO を通してデータを交換する場合、カーネルは、データを実際にはファイルシステムに書き込まず、すべてのデータを内部的に渡す。このように、 FIFO | |
30 | +特殊ファイルはファイルシステム上には内容を持たない。ファイルシステムのエントリーは、プロセスがファイルシステム上の名前を使用してそのパイプにアクセスできるように参照ポイントを提供しているだけである。 | |
32 | 31 | .PP |
33 | -カーネルは、少なくとも一つのプロセスによってオープンされている FIFO 特殊ファイルについて、それぞれ一つのパイプのみを管理している。 | |
34 | -データが渡される前にその FIFO の両端(書き込みと読み出し)がオープン されていなければならない。通常、FIFO をオープンすると、 | |
35 | -その反対側がオープンされるまで停止(block)させられる。 | |
32 | +カーネルは、少なくとも一つのプロセスによってオープンされている FIFO 特殊ファイルに関して、 1 つの FIFO 特殊ファイルにつき 1 | |
33 | +つのパイプオブジェクトを管理する。データを渡す前に、 FIFO の両端 (書き込み側と読み出し側) がオープンされていなければならない。通常、 FIFO | |
34 | +をオープンしようとした場合、その反対側がオープンされるまで停止 (block) される。 | |
36 | 35 | .PP |
37 | -A process can open a FIFO in nonblocking mode. In this case, opening for | |
38 | -read\-only succeeds even if no one has opened on the write side yet and | |
39 | -opening for write\-only fails with \fBENXIO\fP (no such device or address) | |
40 | -unless the other end has already been opened. | |
36 | +プロセスは FIFO を非停止 (nonblocking) | |
37 | +モードでオープンすることもできる。この場合、読み込み専用でオープンしようとした場合には、書き込み側を誰もオープンしていなくても成功する。書き込み専用でオープンしようとした場合には、反対側がすでにオープンされていない限り、 | |
38 | +\fBENXIO\fP (そのようなデバイスまたはアドレスは存在しない) というエラーで失敗する。 | |
41 | 39 | .PP |
42 | -Linux では、FIFO を読み込みと書き込み両用にオープンした場合、 停止、非停止のどちらのモードでも成功する。POSIX ではこの場合の | |
43 | -動作は定義されていない。これは読み込み側がいない時に書き込み用に オープンするために使用することができる。自分自身と通信するために | |
44 | -両端を使用するプロセスはデッドロックを避けるために非常に注意深く なければならない。 | |
40 | +Linux では、 FIFO を読み書き両用でオープンした場合、 停止、非停止のどちらのモードでも成功する。 POSIX | |
41 | +では、この場合の動作は定義されていない。この動作は、読み込み側がいない時に書き込み用に FIFO | |
42 | +をオープンするために使用できる。自分自身と通信するために FIFO の両端を使用するプロセスでは、デッドロックを避けるために細心の注意を払う必要がある。 | |
45 | 43 | .SH 注意 |
46 | -For details of the semantics of I/O on FIFOs, see \fBpipe\fP(7). | |
44 | +FIFO における入出力の動作の詳細については、 \fBpipe\fP(7) を参照のこと。 | |
47 | 45 | .PP |
48 | 46 | プロセスが、反対の読み込み側がオープンされていない FIFO に書き込もうとした場合、そのプロセスに \fBSIGPIPE\fP シグナルが送られる。 |
49 | 47 | .PP |
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid "" | ||
7 | 7 | msgstr "" |
8 | 8 | "Project-Id-Version: PACKAGE VERSION\n" |
9 | 9 | "POT-Creation-Date: 2021-03-12 14:00+0900\n" |
10 | -"PO-Revision-Date: 2021-05-29 21:02+0900\n" | |
10 | +"PO-Revision-Date: 2021-06-23 20:26+0900\n" | |
11 | 11 | "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n" |
12 | 12 | "Language-Team: LANGUAGE <LL@li.org>\n" |
13 | 13 | "Language: \n" |
@@ -6395,7 +6395,7 @@ msgstr " 2017-11-26" | ||
6395 | 6395 | #. type: Plain text |
6396 | 6396 | #: build/C/man7/fifo.7:15 |
6397 | 6397 | msgid "fifo - first-in first-out special file, named pipe" |
6398 | -msgstr "fifo - 先入先出特殊ファイル、名前付きパイプ" | |
6398 | +msgstr "fifo - FIFO 特殊ファイル、名前付きパイプ" | |
6399 | 6399 | |
6400 | 6400 | #. type: Plain text |
6401 | 6401 | #: build/C/man7/fifo.7:27 |
@@ -6407,14 +6407,7 @@ msgid "" | ||
6407 | 6407 | "Thus, the FIFO special file has no contents on the filesystem; the " |
6408 | 6408 | "filesystem entry merely serves as a reference point so that processes can " |
6409 | 6409 | "access the pipe using a name in the filesystem." |
6410 | -msgstr "" | |
6411 | -"FIFO 特殊ファイル(名前付きパイプ)はパイプに似ているが、 ファイルシステムの一" | |
6412 | -"部に関連付けられている点が異っている。 複数のプロセスが読み込みや書き込みのた" | |
6413 | -"めにオープンすること ができる。プロセスが FIFO を通しデータを交換する場合、 " | |
6414 | -"実際にそれをファイルシステムには書き込まず、カーネルは全ての データを内部的に" | |
6415 | -"渡す。このように、FIFO 特殊ファイルはファイルシステム 上には内容を持たないの" | |
6416 | -"で、ファイルシステムのエントリーは プロセスがそのファイルシステム上の名前を使" | |
6417 | -"用してそのパイプに アクセスできるように参照ポイントを提供しているに過ぎない。" | |
6410 | +msgstr "FIFO 特殊ファイル (名前付きパイプ) はパイプに似ているが、 FIFO はファイルシステムの一部に関連付けられている点が異なる。複数のプロセスが読み込みや書き込みのために FIFO をオープンすることができる。プロセスが FIFO を通してデータを交換する場合、カーネルは、データを実際にはファイルシステムに書き込まず、すべてのデータを内部的に渡す。このように、 FIFO 特殊ファイルはファイルシステム上には内容を持たない。ファイルシステムのエントリーは、プロセスがファイルシステム上の名前を使用してそのパイプにアクセスできるように参照ポイントを提供しているだけである。" | |
6418 | 6411 | |
6419 | 6412 | #. type: Plain text |
6420 | 6413 | #: build/C/man7/fifo.7:34 |
@@ -6423,31 +6416,16 @@ msgid "" | ||
6423 | 6416 | "is opened by at least one process. The FIFO must be opened on both ends " |
6424 | 6417 | "(reading and writing) before data can be passed. Normally, opening the " |
6425 | 6418 | "FIFO blocks until the other end is opened also." |
6426 | -msgstr "" | |
6427 | -"カーネルは、少なくとも一つのプロセスによってオープンされている FIFO 特殊ファ" | |
6428 | -"イルについて、それぞれ一つのパイプのみを管理している。 データが渡される前にそ" | |
6429 | -"の FIFO の両端(書き込みと読み出し)がオープン されていなければならない。通常、" | |
6430 | -"FIFO をオープンすると、 その反対側がオープンされるまで停止(block)させられる。" | |
6419 | +msgstr "カーネルは、少なくとも一つのプロセスによってオープンされている FIFO 特殊ファイルに関して、 1 つの FIFO 特殊ファイルにつき 1 つのパイプオブジェクトを管理する。データを渡す前に、 FIFO の両端 (書き込み側と読み出し側) がオープンされていなければならない。通常、 FIFO をオープンしようとした場合、その反対側がオープンされるまで停止 (block) される。" | |
6431 | 6420 | |
6432 | 6421 | #. type: Plain text |
6433 | 6422 | #: build/C/man7/fifo.7:43 |
6434 | -#, fuzzy | |
6435 | -#| msgid "" | |
6436 | -#| "A process can open a FIFO in nonblocking mode. In this case, opening for " | |
6437 | -#| "read-only will succeed even if no-one has opened on the write side yet, " | |
6438 | -#| "opening for write-only will fail with B<ENXIO> (no such device or " | |
6439 | -#| "address) unless the other end has already been opened." | |
6440 | 6423 | msgid "" |
6441 | 6424 | "A process can open a FIFO in nonblocking mode. In this case, opening for " |
6442 | 6425 | "read-only succeeds even if no one has opened on the write side yet and " |
6443 | 6426 | "opening for write-only fails with B<ENXIO> (no such device or address) " |
6444 | 6427 | "unless the other end has already been opened." |
6445 | -msgstr "" | |
6446 | -"プロセスは FIFO を非停止(nonblocking)モードでオープンすることもできる。 この" | |
6447 | -"場合、読み込み専用でオープンした場合には書き込み側を誰もオープン していなくて" | |
6448 | -"も成功する。書き込み専用でオープンした場合は反対側が既に オープンされていなけ" | |
6449 | -"れば B<ENXIO> (そのようなデバイスまたはアドレスは存在しない) というエラーで" | |
6450 | -"失敗する。" | |
6428 | +msgstr "プロセスは FIFO を非停止 (nonblocking) モードでオープンすることもできる。この場合、読み込み専用でオープンしようとした場合には、書き込み側を誰もオープンしていなくても成功する。書き込み専用でオープンしようとした場合には、反対側がすでにオープンされていない限り、 B<ENXIO> (そのようなデバイスまたはアドレスは存在しない) というエラーで失敗する。" | |
6451 | 6429 | |
6452 | 6430 | #. type: Plain text |
6453 | 6431 | #: build/C/man7/fifo.7:53 |
@@ -6457,17 +6435,12 @@ msgid "" | ||
6457 | 6435 | "used to open a FIFO for writing while there are no readers available. A " |
6458 | 6436 | "process that uses both ends of the connection in order to communicate with " |
6459 | 6437 | "itself should be very careful to avoid deadlocks." |
6460 | -msgstr "" | |
6461 | -"Linux では、FIFO を読み込みと書き込み両用にオープンした場合、 停止、非停止の" | |
6462 | -"どちらのモードでも成功する。POSIX ではこの場合の 動作は定義されていない。これ" | |
6463 | -"は読み込み側がいない時に書き込み用に オープンするために使用することができる。" | |
6464 | -"自分自身と通信するために 両端を使用するプロセスはデッドロックを避けるために非" | |
6465 | -"常に注意深く なければならない。" | |
6438 | +msgstr "Linux では、 FIFO を読み書き両用でオープンした場合、 停止、非停止のどちらのモードでも成功する。 POSIX では、この場合の動作は定義されていない。この動作は、読み込み側がいない時に書き込み用に FIFO をオープンするために使用できる。自分自身と通信するために FIFO の両端を使用するプロセスでは、デッドロックを避けるために細心の注意を払う必要がある。" | |
6466 | 6439 | |
6467 | 6440 | #. type: Plain text |
6468 | 6441 | #: build/C/man7/fifo.7:56 |
6469 | 6442 | msgid "For details of the semantics of I/O on FIFOs, see B<pipe>(7)." |
6470 | -msgstr "" | |
6443 | +msgstr "FIFO における入出力の動作の詳細については、 B<pipe>(7) を参照のこと。" | |
6471 | 6444 | |
6472 | 6445 | #. type: Plain text |
6473 | 6446 | #: build/C/man7/fifo.7:61 |
@@ -3,7 +3,6 @@ cciss.4,48,55,103 | ||
3 | 3 | console_codes.4,434,13,447 |
4 | 4 | core.5,126,28,154 |
5 | 5 | dsp56k.4,32,1,33 |
6 | -fifo.7,17,2,19 | |
7 | 6 | gnu_get_libc_version.3,33,1,34 |
8 | 7 | hpsa.4,40,19,59 |
9 | 8 | makedev.3,28,3,31 |
@@ -440,7 +440,6 @@ | ||
440 | 440 | <TR class="over80"><TD>console_codes.4</TD><TD>13/447</TD><TD>97.09</TD></TR> |
441 | 441 | <TR class="over80"><TD>core.5</TD><TD>28/154</TD><TD>81.82</TD></TR> |
442 | 442 | <TR class="over80"><TD>dsp56k.4</TD><TD>1/33</TD><TD>96.97</TD></TR> |
443 | -<TR class="over80"><TD>fifo.7</TD><TD>2/19</TD><TD>89.47</TD></TR> | |
444 | 443 | <TR class="over80"><TD>gnu_get_libc_version.3</TD><TD>1/34</TD><TD>97.06</TD></TR> |
445 | 444 | <TR><TD>hpsa.4</TD><TD>19/59</TD><TD>67.80</TD></TR> |
446 | 445 | <TR class="over80"><TD>makedev.3</TD><TD>3/31</TD><TD>90.32</TD></TR> |
@@ -630,8 +629,8 @@ | ||
630 | 629 | <TR class="title"><TD COLSPAN=3>Summary</TD></TR> |
631 | 630 | <TR><TD COLSPAN=3> |
632 | 631 | <UL> |
633 | -<LI>Total uncompleted: 571 | |
634 | -<LI>>=80%: 400 | |
632 | +<LI>Total uncompleted: 570 | |
633 | +<LI>>=80%: 399 | |
635 | 634 | <LI>>=70%: 44 |
636 | 635 | <LI>>=60%: 36 |
637 | 636 | <LI><60%: 91 |