DTXMania の Config.iniの項目説明

CONFIGURATIONで設定できなくても、Config.iniファイルをメモ帳などで編集することで設定可能な機能が、いくつかあります。ここでは、そのような機能について(のみ)説明します。

Config.iniファイルの編集は、DTXManiaを終了した状態で行ってください。

※ 初期値は [...] で示しています。

大項目 小項目 条件(対象本体verなど) 選択肢 説明
SystemDTXPath----演奏データの格納されているフォルダへのパス。セミコロン(;)で区切ることにより複数のパスを指定できます。(例: d:\DTXFiles1\;e:\DTXFiles2\)
DoubleClickFullScreen -- 0, [1] ウインドウをダブルクリックした時にフルスクリーンに移行するか(0:移行しない,1:移行する)
EnableSystemMenu -- 0, [1] ALT+SPACEのメニュー表示を抑制するかどうか(0:抑制する 1:抑制しない)。演奏中についALT+SPACEを暴発させてしまうような場合は、これを0にしてください。
BackSleep -- 0, [1], 2, ... DTXManiaのウインドウにフォーカスを「合わせていない」場合の、画面描画ごとの待ち時間を、ms単位で設定します。AUTO演奏を動画キャプチャしたり配信したりする場合に、この値を変更することで、エンコードや配信の性能を向上できる可能性があります。
SleepTimePerFrame -- [-1], 0, 1, ... DTXManiaのウインドウにフォーカスを「合わせている」場合の、画面描画ごとの待ち時間を、ms単位で設定します。自分の演奏画面を動画キャプチャしたり配信したりする場合に、この値を変更することで、エンコードや配信の性能を向上できる可能性があります。
-1と0の違いは以下の通りです、-1を指定すると、毎フレームの描画が完了した時に、明示的に他のアプリにCPUの処理を渡すことはしません。しかし、0を指定すると、一旦他のアプリにCPUの処理を渡す(しかし、すぐにまたDTXManiaに処理が戻るかもしれない)、という違いがあります。1以上を指定すると、一旦他のアプリに処理を移し、更に最低でも指定時間だけ何も処理をせずに待ちます。
SelectListFontName -- [MS PGothic] など 選曲リストのフォント名を指定します。
SelectListFontSize -- [20] など 選曲リストのサイズ(px)を指定します。
SelectListFontItalic -- [0], 1 選曲リストのフォントを斜体にするかどうかを設定します。1にすると、斜体になります。
SelectListFontBold -- 0, [1] 選曲リストのフォントを太字にするかどうかを設定します。1にすると、太字になります。
PolyphonicSounds Rel095以前 1, 2, 3, [4], ..., 8 ドラム/ギター/ベース等のレーン毎に、同じ音を最大何音重ねて発音させるかを設定します。BGM/SEのレーンも、この設定の影響を受けます。
PolyphonicSounds Rel096以降 1, 2, 3, [4], ..., 8 ドラムのレーン毎に、同じ音を最大何音重ねて発音させるか(=最大同時発音数)を設定します。ギターベースの最大同時発音数は、2か1です (Polyphonic..が1のときに1, さもなくば2) 。BGM/SEは、この設定に依らず、常に1です。
JudgeLinePosOffsetDrums,
JudgeLinePosOffsetGuitar,
JudgeLinePosOffsetBass
-- -99, .., [0], ..., 99 判定ラインの表示位置を、上下に何pxだけずらすかを設定します・・・が、現在この機能は設定のみ可能で、実際には動作しません。
LCVelocityMin,
HHVelocityMin,
SDVelocityMin,
BDVelocityMin,
HTVelocityMin,
LTVelocityMin,
FTVelocityMin,
CYVelocityMin,
RDVelocityMin
--  [0], ..., 127 電子ドラムでプレイするときの、最小入力ベロシティを設定します。(ここで設定した値より弱い入力は、無視します)。例えば、LCVelocityMinはLCの最小入力ベロシティを、HHVelocityMinはHiHat(OpenとClose両方)の最小入力ベロシティを、それぞれ設定します。
他のパッドの入力を振動として拾ってしまうような場合に、この設定を変更してみてください。初期値は、HHVelocityMinのみ20で、他はすべて0です。
HitRange Perfect, Great, Good, Poor -- 初期値は34, 67, 84, 117 Perfectなどの判定の時間精度を設定します。例えば、Perfect=34とすると、ジャストタイミングから±34ms以内のタイミングを、Perfectとして扱います。
この値を大きくすることで、判定を緩くすることができます。
ただし、IRに参加する場合は、この値を初期設定の値にしないと参加できないことが多いです。(DTXデータのパッケージ側(box.def)で、これらの設定を強制的に変更できますが、機能周知が不十分だったため、その機能はほとんど使われていないと思います。