バージョンアップ手順(Ver 2.3.0 -> Ver 2.3.1)

HinemosマネージャのVer.2.3.0からVer.2.3.1へのバージョンアップ手順です。
クライアントやエージェントについては、2.3.0をアンインストールして、2.3.1をインストールする。

前提条件

  • Hinemos Ver.2.3.0が稼働している
  • JBossはhinemosユーザで起動している
    • rootで起動している場合は読み替えてください。
  • 作業するカレントディレクトリは/opt/hinemos/
  • (4)(5)はrootで実行、その他はhinemosで実行

(1) 2.3.0のJBossを停止

$ /opt/hinemos/bin/jboss_stop.sh 

(2) 2.3.0のPostgreSQLとOpenLDAPからダンプを取得

  1. PostgreSQLのバックアップ
    $ /opt/hinemos/sbin/mng/hinemos_mng_backup.sh -p
    
    • /opt/hinemos/hinemos_pgdump.yyyymmdd が作成される。
  2. OpenLDAPのバックアップ
    $ /opt/hinemos/sbin/mng/hinemos_mng_backup.sh -l
    
    • /opt/hinemos/hinemos_slapcat.yyyymmdd が作成される。

(3) 2.3.0のPostgreSQLとOpenLDAPを停止

$ /opt/hinemos/bin/pg_stop.sh
$ /opt/hinemos/bin/ldap_stop.sh

(4) 2.3.0の/opt/hinemos ディレクトリごとバックアップし、アンインストール

※アンインストールはインストールマニュアル参照
※アンインストール前に(2)で取得した以下のダンプファイルを/opt/hinemos配下以外の場所へ退避

  • hinemos_pgdump.yyyymmdd
  • hinemos_slapcat.yyyymmdd

(5) 2.3.1をインストール

※インストールはインストールマニュアル参照

(6) 2.3.1のPostgreSQLを起動し、ダンプしたデータをリストア

  1. 既存のデータを削除
    $ /opt/hinemos/bin/pg_start.sh
    $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/dropdb -p 24001 hinemos
    
  2. /opt/hinemos/var/data/pg_hba.confの以下の行に「template1」を追記。
    local postgres,hinemos hinemos md5
      ↓
    local template1,postgres,hinemos hinemos md5
    
  3. ダンプデータのインポート
    $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/pg_ctl reload -D /opt/hinemos/var/data/
    $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/psql -p 24001 -d template1 -f hinemos_pgdump.yyyymmdd
    
  4. /opt/hinemos/var/data/pg_hba.confに追記した「template1」を削除し、リロード
    $ /opt/hinemos/postgresql-8.1.3/bin/pg_ctl reload -D /opt/hinemos/var/data/
    

(7) 2.3.1のOpenLDAPにダンプデータをリストアし、起動

$ rm /opt/hinemos/var/openldap-data/*
$ /opt/hinemos/openldap-2.3.20/sbin/slapadd -l hinemos_slapcat.yyyymmdd 
$ /opt/hinemos/bin/ldap_start.sh

(8) psqlでhinemosデータベースのスキーマを修正

(9) 2.3.1のJBossを起動

$ /opt/hinemos/bin/jboss_start.sh

(10) バージョンアップ後の確認

リポジトリ情報や監視設定が反映されている事を確認する。
監視が正常に行われていることを確認する。