Linuxカーネルに関する技術情報を集めていくプロジェクトです。現在、Linuxカーネル2.6解読室の第2章までを公開中。
起動間隔の短い以下の処理は再送タイマ機能を用いて管理されている。各ソケットが独自の下記3つの再送タイマを持ち、それぞれ独立に動作する。
スロット | 起動関数 | 説明 |
TIME_RETRANS | tcp_retrasmit_timer | 送信データパケットの再送。一定時間の間に接続先から ACKが戻って来なかったときに起動される。 |
TIME_DACK | tcp_delack_timer | 遅延ACKパケット送出。一定時間送出されるデータパケットが無かった ため、ACK情報だけでデータが空のTCPパケットを送り出す |
TIME_PROBE0 | tcp_probe_timer | 送信データが溜っているが、全く送信を開始できない状況にある。 接続先から強制的に最新のACKおよびウィンドウサイズを 送り返してもらい、早く送信処理が再開できるようにする。 ウィンドウサイズ0の時にackがロストしたときに送受信が ロックしないための対策 |
(NIS)HirokazuTakahashi
2000年06月11日 (日) 22時29分57秒 JST1
[PageInfo]
LastUpdate: 2008-08-27 14:45:33, ModifiedBy: hiromichi-m
[Permissions]
view:all, edit:login users, delete/config:members