[JM:02135] Re: 提案: LDP man-pages 5.10 の翻訳率と公開

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 4月 10日 (土) 01:05:27 JST


元木です。

> LDP man-pages のバージョンアップで必要となる作業は
> ・比較的単純な変更 (上記であげたようなもの) への対処
> ・追加の翻訳作業
> に大別できて、個人的な印象ではほぼ 50:50 です。
> 前者を片付けることで、多くの翻訳を維持することができます。
> 私がやっていたときには、前者を片付けることを最初のマイルストーンにしていました。
>
> 今回の LDP man-pages の更新 (3.79 → 5.10) では、
> original を更新して po4a が動くようにしただけで、
> 比較的単純な変更の対処も行っていない状況です。

ここ最近、やっぱり気になって、LDP man-pages の 5.10 へのアップグレードに伴う
fuzzy の解消を少しずつ進めていました。
単純は変更の解消は終わりました。
# git の更新を見ている方は気付いていたと思いますが。

きちんと文脈を吟味しないといけないものは一切手をつけませんでした。
簡単な文章追加でも追加系はすべて手をつけず、削除系は対応箇所を削除。

なので、
> ・比較的単純な変更 (上記であげたようなもの) への対処
はとりあえず終わったと思っていいと思います。

この時点での状況はこんな感じです。
総ページ数 1055 (find build/C/man* -type f | wc -l の出力。 .so のページを除いたページ数)
未完了ページ数: 576
>=80%: 404
>=70%: 45
>=60%: 36
<60%: 91
(http://linuxjm.osdn.jp/LDP_untrans.html)

80%以上なら、8割くらいのページが公開、
70%以上なら、8.5割くらいのページが公開、って感じですね。

LDP 5.10 で公開基準に満たないページは、LDP 3.79 のやつを公開する手もありますが、
どれがいいんでしょうね。

> > ある程度日本語部分があれば、それだけでも取っ付きやすいだろうと考えるなら、
> > マニュアルすべてについて、50% 以下の翻訳率でも構わないかもしれません。
> > 皆さんはどうお考えでしょうか。LDP man-pages は、翻訳率が低くても
> > 公開したほうがよいでしょうか。公開する場合、翻訳率はどのくらいが
> > 適切でしょうか。

これを見ると、翻訳率を変更して 70% とかにするのは公開するのはいい妥協点
のように見えます。60% は経験的には少し aggresive かも。

> > それから、もう一つ。
> > バージョン 3.79 と 5.10 の両方を公開して、どちらを利用するかは
> > ユーザ (あるいは、ディストリビューションのパッケージマネージャー)
> > に選んでもらうようには、できないのでしょうか。
> > JM のサイトでも、選択して読めるとよいと思います。
>
> うーん、今の website への変換スクリプトでは、そのままではたぶん対応できないはず。
> こいつらは私が書いたものではなく、以前のものを動くようにしただけなので、
> もう見たくないです。マニュアル対処でウェブページにコンテンツを追加するなどの
> 対応はできるかもしれませんが、意欲のある人にお任せします。

これは、手作業で tarball を公開するくらいなら手間が少ないかもしれませんが、
それで意味のあるのかは分かりません。
ユーザーの立場でいうと、複数バージョンが提示されても、
どれを選べばいいかの基準がわからないと困るわけです。
複数バージョンとか古いバージョンを公開するなら、この辺は本当はちゃんと考えて
おかないといけません。さてどうするんでしょうね?見守ることにします。

では。

On Thu, Mar 25, 2021 at 12:38 PM Akihiro Motoki <amoto****@gmail*****> wrote:
>
> 元木です。
>
> 最終的な決定はみなさんにお任せします。
> 以下、コメントです。
>
> On Thu, Mar 25, 2021 at 10:21 AM 長南洋一 <cyoic****@maple*****> wrote:
> >
> > 長南です。
> >
> > 提案があります。翻訳率 80% 以上でないと、出力しないというのは、
> > po4a のデフォルトでしょう。
>
> po4a のデフォルト (-k オプション) は 80% ですが、
> この 80% は manual/LDP_man-pages/Makefile [1] の先頭付近の THRESH = 80 で指定しています。
>
>
> [1] https://ja.osdn.net/projects/linuxjm/scm/git/jm/blobs/master/manual/LDP_man-pages/Makefile
>
> > 80% がそういうものなら、それにとらわれずに、
> > LDP man-pages 5.10 については、翻訳率がもっと低くても
> > リリースしてよいのではないでしょうか。ribbon さんが改訂版を投稿して
> > くださるとして、3.79 のマニュアルの中に、それだけ 5.10 というのも
> > 変なものですし、セクション 2 や 3 のマニュアルは、一般に、英語混じりでも、
> > 新しい方がよいのでしょう。元木さんが original と po ファイルを
> > 5.10 に折角バージョンアップしてくださったのですから、それを生かさずに、
> > タンスの肥やしならぬリポジトリの肥やしにしてしまうのは、もったいないと
> > 思います。この際、3 分の 2 ぐらい (つまり、66%) 日本語化してあれば、
> > まあ用が足りるだろうということで、5.10 版を出してしまったらどうでしょうか。
>
> これまでの経験だと、LDP man-pages の original のバージョンを上げた際に、
> 多くの fuzzy/untranslated が発生するのは、ごく普通のことです、
> その多くは、単数形と複数形の修正、句読点の修正、関数名を一つ追加しただけ、
> 準拠する標準の変更、サンプルプログラムの修正、などごく単純な変更です。
> これらが、翻訳率をがっつり下げてくれます。
>
> LDP man-pages のバージョンアップで必要となる作業は
> ・比較的単純な変更 (上記であげたようなもの) への対処
> ・追加の翻訳作業
> に大別できて、個人的な印象ではほぼ 50:50 です。
> 前者を片付けることで、多くの翻訳を維持することができます。
> 私がやっていたときには、前者を片付けることを最初のマイルストーンにしていました。
>
> 今回の LDP man-pages の更新 (3.79 → 5.10) では、
> original を更新して po4a が動くようにしただけで、
> 比較的単純な変更の対処も行っていない状況です。
>
> 翻訳作業というよりは、変更点を確認して反映していくだけの地道な作業です。
>
> > 取りあえず、英語混じりのものをリリースしておいて、「翻訳してくださる方は、
> > 日本語 100% を目指してください」という行き方にするわけです (英語混じりで
> > 満足してしまう人が多いでしょうけれど)。
>
> 上で書きましたが、翻訳というより追従という地道な作業と、ちゃんとした翻訳作業、
> を分けて考えた方がいいと思います。
> 地道な作業のボランティアが、果たしているのかは知りませんが。
>
> > untrans.html を awk で処理したら、翻訳率とマニュアル数は
> > こんな風になりました。かなりいい加減な計算ですが、目安にはなると
> > 思います。
> >
> > 翻訳率      マニュアル数
> > 100%:           0
> > over 80%:     302
> > over 70%:     589
> > over 66%:     734
> > over 60%:     835
> > over 50%:     915
> > total:       1045
> >
> > 66% (2/3) に深い意味はありません。70% だと、公開するマニュアルが
> > 少なすぎるだろうし、60% だと、マニュアルの見かけが英語だらけに
> > なるのではないか、ぐらいの感覚的な判断です。
> >
> > ただ、66% だと、たとえば printf.3 は翻訳率 62.43%、sync.2 は
> > 65.22% ですから、どちらもリリースに含まれません。そういう基本的な
> > 関数やシステムコールについては、*.cfg で個別的に対応してもよいでしょうし、
> > あるいは、全体の閾値を 60% にしてしまってもよいと思います。
>
> printf.3 も sync.2 も、「比較的単純な変更への対処」を手元でやってみたら、
> 一瞬で 80% 付近になりました。
> 閾値を下げるのもいいかもしれませんが、「比較的単純な変更への対処」を
> やる気があるのかで全く状況が変わってくると思います。
>
> > ある程度日本語部分があれば、それだけでも取っ付きやすいだろうと考えるなら、
> > マニュアルすべてについて、50% 以下の翻訳率でも構わないかもしれません。
> > 皆さんはどうお考えでしょうか。LDP man-pages は、翻訳率が低くても
> > 公開したほうがよいでしょうか。公開する場合、翻訳率はどのくらいが
> > 適切でしょうか。
> あと、翻訳率に関していうと、多くのページは PO ファイルで翻訳の必要のないものを
> コピーしていくだけで、40%の翻訳率に達します。それだけで60%になる場合もあります。
> 80%という閾値は、このあたりを考慮して、それなりに日本語が入っているように見える、
> で選択したような記憶があります。70% にしても大丈夫でしょうが、60%だとたぶん
> 英語だらけに見えると思います。
>
> > それから、もう一つ。
> > バージョン 3.79 と 5.10 の両方を公開して、どちらを利用するかは
> > ユーザ (あるいは、ディストリビューションのパッケージマネージャー)
> > に選んでもらうようには、できないのでしょうか。
> > JM のサイトでも、選択して読めるとよいと思います。
>
> うーん、今の website への変換スクリプトでは、そのままではたぶん対応できないはず。
> こいつらは私が書いたものではなく、以前のものを動くようにしただけなので、
> もう見たくないです。マニュアル対処でウェブページにコンテンツを追加するなどの
> 対応はできるかもしれませんが、意欲のある人にお任せします。
> なにせ私が日本語マニュアルを読まない人になってしまったので。
>
> > ところで、ribbon さんは、どのマニュアルの改訂をなさっているのですか。
> > 伺っておいたほうがよいような気がします。
> >
> > --
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