LXQtは、LXDEの後継である。Univalentの筆頭デスクトップ環境でもある。

Arch全般におけるLXQtはこちらを参照せよ

概要

GTK3に不満があった洪任諭(PCMan)氏が2013年5月末にLXDEのコンポーネントをQtに移植、同年7月にRazor-qtと統合された。バージョン1.0.0は2021年11月5日に公開。

少ないメモリ使用量(Univalentでは導入直後のそれが600MByte前後)で高機能な環境を実現した、質実剛健という言葉が似合うデスクトップ環境である。

UnivalentにおけるLXQt

製作総指揮者がLXQt信者というのもあって、Univalentの筆頭フレーバーとして開発されている。またLTSカーネルを採用したいわゆる「萌え」テーマのMoevalentも存在した。

なお、LXDEフレーバー「Lunivalent」の開発も進行中である。

特徴

  • とにかく軽い。導入直後のメモリ使用量は600MByte前後。
  • 「pavucontrol」はなぜかGTK版とQt版両方を収録してあったが、23.01で解消。

外観

lxqt.png
23.03での標準環境

搭載ソフトウェア

ウェブブラウザーFirefox
メールクライアントClaws Mail
オフィス統合LibreOffice
メモ帳L3afpad
Vim
ドキュメントビューアーOkular
電卓KCalc
音楽再生Rhythmbox
映像再生VLC
パーティション管理KDE Partition Manager
ディスク焼き付けK3b
書庫管理LXQtファイルアーカイバー

ショートカットキー

Superスタートメニューを開く
Super+Dデスクトップを表示
Super+Rファイル名を指定して実行
Super+1~01~10番目のアクティブなタスクに切り替え
Super+L画面をロック
Shift+Control+F6画面の明るさを下げる
Shift+Control+F7画面の明るさを上げる
PrintScreen画面を撮影(ScreenGrab)
Ctrl+Alt+Bブラウザーを起動し、空白のページを表示
Ctrl+Alt+DeleteKSysGuardを起動
Ctrl+Alt+TQTerminalを起動
Ctrl+F1~F4仮想デスクトップ1~4に切り替え
Alt+F4タスクの終了