過去のFFFTP関連ニュース(2011年)

2011年のFFFTP関連ニュースです。

FFFTP 1.98c以前に存在する脆弱性について(2011年12月9日)

FFFTP 1.98c以前に意図しない実行ファイルを実行してしまう脆弱性が確認されています(JVN#94002296)。FFFTP 1.98dではこの脆弱性を修正していますので、FFFTP 1.98c以前を利用しているユーザーは1.98d以降へのアップグレードを推奨いたします。

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FFFTP 1.98dリリース(2011年11月22日)

FFFTP Projectは11月22日、FFFTP 1.98dをリリースしました。

FFFTP 1.98dでは、11月5日にリリースされた1.98cにいくつかのバグフィックスおよび新機能追加を行ったものです。

主要な変更点は下記になります。

  • MLSDコマンドに対応したホストではMLSDコマンドを用いてファイル一覧を取得するようにしました。LISTコマンドの応答に特定のファイルが含まれない一部のホストでも正しく列挙できる可能性が高くなります。
  • 通信のルーチンを待ち時間が減るように改善しました。
  • ホストの応答をホストのファイル名の漢字コードでデコードしてからログに表示するように変更しました。
  • レジストリの設定をファイルに保存するときに任意のコードが実行される可能性があるバグを修正しました。
  • 拡張子が無いファイルをダブルクリックした場合に選択されたものと異なるファイルが表示されるバグを修正しました。
  • ホストとの接続にInternet Protocol Version 6(略称IPv6)が使用できるようになりました。デフォルトでは従来のIPv4で名前解決ができない場合にIPv6で接続を試みるようになります。
  • INIファイルの文字列の文字コードを自動判別するように変更しました。
  • メインウィンドウが使用している接続を転送用に再使用するための設定を追加しました。これにより1.97b以前で転送可能だったが1.98で転送不能になるという症状が改善されますが、不具合が発生する可能性があります。
  • FTPSで接続した時にSSL/TLSのルート証明書を用いてホストの証明書を検証するように変更しました。ルート証明書を更新するには同梱の"ssl.pem"ファイルをPEM形式に従って書き換えてください。
  • ホストとの接続を維持するために一定時間ごとにコマンドを送信する機能を追加しました。ただしこの機能はデフォルトでは無効に設定されます。
  • ホストのファイル名の漢字コードの自動判別の精度を改善しました。

そのほか、バグフィックスなど多数の変更が加えられています。

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FFFTP 1.98cリリース(2011年11月5日)

FFFTP Projectは11月5日、FFFTP 1.98cをリリースしました。

FFFTP 1.98cでは、10月18日にリリースされた1.98bにいくつかのバグフィックスおよび新機能追加を行ったものです。

主要な変更点は下記になります。

  • 日本語ドメイン名のホストへの接続時にアドレスをPunycodeへ変換してから接続するように変更しました。
  • ホストへの再接続時にホストの現在のディレクトリが再設定されないバグを修正しました。
  • ホストとの接続にFTP over Implicit SSL/TLS(略称FTPS Implicit、FTPIS)が使用できるようになりました。
  • ダウンロードのリジューム時に4GBを超えるファイルが正常に扱えないバグを修正しました。
  • 通信のルーチンをWindows 2000の仕様に合うように修正しました。
  • 中止ボタンの応答を改善しました。
  • 設定をINIファイルに保存している場合にINIファイルを日本語を含むパスに保存できないバグを修正しました。
  • ホストのファイル名の漢字コードがShift_JISの場合に一部日本語を含むファイル名を扱えないバグを修正しました。
  • アスキーモード転送の際に行われる漢字コード変換で新たにUTF-8(BOMなし)への変換をサポートしました。1.98で追加されたUTF-8をUTF-8 BOMという名称に変更しました。
  • 初回起動時のウィンドウのサイズとレイアウトを変更しました(以前のバージョンの設定が残っている場合はその設定が適用されます)。

そのほか、バグフィックスなど多数の変更が加えられています。

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FFFTP 1.98a以前に存在する脆弱性について(2011年10月28日)

FFFTP 1.98a以前に意図しない実行ファイルを実行してしまう脆弱性が確認されています(JVN#62336482)。FFFTP 1.98bではこの脆弱性を修正していますので、FFFTP 1.98a以前を利用しているユーザーは1.98b以降へのアップグレードを推奨いたします。

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FFFTP 1.98bリリース(2011年10月18日)

FFFTP Projectは10月18日、FFFTP 1.98bをリリースしました。FFFTP 1.98bでは、10月13日にリリースされた1.98aにいくつかのバグフィックスを行ったものです。主要な変更点は下記になります。

  • 信頼できないDLLの読み込みを防ぐ機能を追加しました。Microsoftの署名が無いDLLや改変されたDLLが読み込まれるのを強制的に回避することで、マルウェアなどによってパスワードやデータを傍受や改ざんされる可能性を低減します。この機能を使用するにはコマンドラインオプションに--protectを追加してください。動作が遅い場合や起動に失敗する場合は保護レベルを--protect-mediumか--protect-lowに調整してください。
  • 初めてFTPSでホストに接続した時にSSL/TLSの証明書を表示するように変更しました。
  • FTPSのコントロール接続のSSLセッションを再利用するように変更しました。一部のホストでFTPSによる接続を拒否される問題が解消されます。
  • 大量のファイルを転送した時にクラッシュするバグを軽減しました。
  • URLをクリップボードにコピーすると文字化けするバグを修正しました。
  • 1.97b以前の設定をINIファイルを通して引き継げるようにしました。
  • 暗号化なしでの接続を許可しないための設定を追加しました。
  • 右クリックで表示されるメニューを用いて任意のコードが実行される可能性があるバグを修正しました。

そのほか、バグフィックスなど多数の変更が加えられています。

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FFFTP 1.98aリリース(2011年10月13日)

FFFTP Projectは10月13日、FFFTP 1.98aをリリースしました。FFFTP 1.98aは、先日リリースされた1.98にいくつかのバグフィックスを行ったものです。主要な変更点は下記になります。

  • ホスト一覧ダイアログが文字化けするバグを修正しました。
  • ファイル名に日本語を含むサウンドが再生できないバグを修正しました。
  • ログの転送結果が常に0 B/Sと表示されるバグを修正しました。
  • 1.97b以前の設定を引き継いだ場合にホストのファイル名の文字コードがUTF-8に設定されてしまうのを修正し、Shift_JISに変更しました。
  • FTPSで接続を有効にすると非対応のホストに接続できないことがあるバグを軽減しました。
  • 入力中の新しいマスターパスワードが表示されないようになりました。新しいマスターパスワードを設定するには同じパスワードを2回入力する必要があります。
  • 処理内容のログのサイズ制限を撤廃しました。

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FFFTP 1.98リリース(2011年10月12日)

FFFTP Projectは2011年10月12日、FFFTP 1.98をリリースしました。

FFFTPはSota氏(http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/)が開発を続けられていたフリーソフトウェアですが、2011年8月31日、Sota氏によりFFFTPの開発終了宣言が出されました。しかし、FFFTPは長きにわたり広く使われていたFTPクライアントであり、未だその需要は失われることはありません。そのため、SourceForge.JPにて有志を募り、開発・バージョンアップを行うことにしました。Sota氏が制作されたFFFTPには長い間お世話になりました。

FFFTP 1.98は、Sota氏の最終版FFFTP(1.97b)にいくつかのバグフィックスおよび新機能追加を加えたものです。

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